バックパッカーに向いていない人の特徴6つ




このブログのプロフィールページにも書いていますが、僕はこれまでインドやスリランカといったアジアの発展途上国から、ドイツやイタリアなどヨーロッパの先進国までさまざまな国をバックパッカーしてきました。

バックパッカーが泊まる宿はユースホステルやゲストハウスなど、他のバックパッカーとの交流ができる施設になっているため、他のバックパッカーたちともそれなりに交流したのです。

そんな中で、バックパッカーに向いていない人の特徴というものが分かってきました。そこでこのページでは、バックパッカーに向いていない人の特徴を紹介することで、「はたして自分はバックパッカーに向いているかな?」と考えている人のためになればと思います。

目次

バックパッカーに向いていない人の特徴

バックパッカーの特徴は以下のようなものです。

  • 航空券やホテルはなるべく安いものを自分で手配
  • 宿は基本的に安い相部屋のユースホステル・ゲストハウスか安いシングルルーム
  • ガチガチにスケジュールを組まない(その都度決める)
  • なるべく公共機関で移動をし、現地の人と同じ食事を食べる

潔癖症である

特にアジア地域については、潔癖な人がバックパッカーをすると苦しいかもしれません。アジア地域では屋台文化が盛んなため、屋台での食事が楽しみのうちの一つになるわけですが、日本のように厳しい衛生基準がある訳ではありません(日本でさえ屋台のご飯は衛生的では無いところがあります)。

もちろん、大抵の場所には清潔なレストランがあるので、そこで食事をするという手もあるのですが、もちろん値段設定は高め。それを覚悟していくならば全然アリですが、節約しながら旅行をするバックパッカースタイルだと、なかなか厳しいものがあります。

自分で判断することが嫌

バックパッカーは、航空券手配・宿の手配・食べるもの・移動手段・1日の予算など・次に行く場所など、旅に関するありとあらゆることを判断していかなければいけません。そのためには、情報を収集する力とか、お金の計算をする力とか、決断力が試されます。

そのため、自分で判断をすることが苦痛な人や、他の人に任せてしまいたいという人はバックパッカーをすると大変な思いをするかもしれません。しかし、バックパッカーの経験を通して自分で判断をできるようになっていくという人もいるので、もし自分の決断力を鍛えたいという人はぜひ挑戦してみると良いと思います。僕自信もバックパッカーで決断力がかなり付いたと実感しています、

自分のことは自分の責任で決める、という覚悟ができるかが重要です。

多様な価値観を受け入れられない

これをできない人はバックパッカーを楽しめません。おそらく普通の旅行もそうですが。。このようなタイプに一番数多く遭遇しました。もちろん他の国に行けば日本とは違う文化なのですから、考え方や習慣がまるで違います。しかし、それを受け入れられずにイライラしている人が多いのです。

例えば、日本では電車もバスも基本的に時間通りに発車します。1,2分の遅れはあるかもしれませんが、ほぼ定刻で出発するように運行されています。

しかし、このような運行は世界的に少数派で、客が集まらないから出発を遅らせたり、車両の故障で出発が遅れることが日常茶飯事です。特にインドの鉄道は12時間以上も遅れることがよくあります。そのような場合に「なんで時間通りに発車しないんだよ」とイライラしてしまうとバックパッカーを楽しめません。

他国の文化やルールを自分のものさしで勝手に考えないためにも、自分の国(日本)の考え方・ルールはむしろ世界では少数派であるということを心に置いていく必要があります。日本人には不合理に見えても、現地の慣習・文化においては合理的なこともあるのですから。

トラブルを楽しめない

バックパッカーにトラブルはつきものです。犯罪が絡むトラブルは全力で回避しなければいけませんが、例えば電車を乗り過ごしてしまったとか、道に迷ったとか小さなトラブルはときどき発生するでしょう。

そんなときに、テンパってしまう人は毎回ひやひやして疲れてしまうと思います。トラブルを乗り越えるためには、冷静さと頭の回転が必要です。予定されていなかったことが発生したときの対処こそ、地頭が試されるのです。

そういったトラブルを「さあ今回はどうやって乗り越えてやろうか」と楽しめる人はバックパッカーをやっても楽しめると思います。

ゆったりと豪華な旅行を楽しみたい

ツアーやお金をそれなりに払って行く観光旅行と、バックパッカーの旅行は、得られるものが全く異なります。ゆったり落ち着いてリラックスしながら海外を楽しみたい方は、バックパッカー旅行ではなくツアーやお金を出して行く旅行をしたほうがいいです。

バックパッカー旅行の魅力は、

  • 自分ですべての決断をして旅をすることが出来たという達成感
  • その地域の暮らしが見れる知的好奇心の充足
  • 他の旅行者との交流

が主です。一方で、ツアーやお金をかけた旅行の魅力は、

  • 航空券やホテル手配のストレスが少なく、ホテルもキレイでリラックスできる
  • お金が使える分、レストランや買い物の選択肢が広く、楽しみ方が多い
  • ある程度スケジュールが決まっているので安心感がある

というものです。この違いを理解した上で、はたして自分が旅行に求めるものはなんだろうかと考えたほうが良いと思います。

危機管理が出来ない

日本人旅行者は、世界中で詐欺師やスリ師のカモにされています。なぜかというと、はっきりとNoと自分の意見を言わない上に平和ボケしているからです。

先進国であるヨーロッパであっても、募金詐欺や風船の押し売りおじさんは観光地にたくさんいます。移民が多いということも関係しています。イタリアのローマやフランスのパリは行っていませんが、地区によっては治安がとても悪いそうです。そのため、危険なエリアの情報を事前に調べて、かばんを常に前にもちながら歩くなど、危機管理ができないといけません

また、自分の意志をしっかりと出すことも重要です。あいまいな態度は大抵の国でYesと取られます。特にインドや東南アジアは客引きが強引なので、Noと言わないとカモだと思われてしまいます。

僕も最初はそれが出来ずに苦しんでいましたが、徐々にできるようになっていったので、バックパッカーをすることで改善や慣れることはできますが、「自分は絶対にはっきりと断るのが無理」という人はまず治安のいい都市を周って危機管理に慣れるのが良いでしょう。

まとめ

これまでバックパッカーに向かない人の特徴を書き出してきました。書き出してきたのですが、実は旅行のスタイルも非常に多様化しているので、バックパッカーかノンバックパッカーかという話はもしかしたら時代遅れかもしれません。

たとえば、スケジュールは組まないし航空券やホテルの手配は自分でやって、現地のバスなどで移動するけれども、豪華なホテルやレストランを使うというバックパッカーと豪華旅行の中間のようなことをすることも出来ます。バックパッカー要素と豪華旅行要素を折衷させたスタイルもやれるようになっているのです。

なぜそれが可能になったかというと、インターネットの発達によって航空券やホテルの手配、道の検索などが誰でも簡単にできるようになったからです。インターネットがない時代では情報源が本くらいしかなく、宿探しや情報収集は現地でやるしか無いというガチのバックパッカーか、旅行会社にすべてアレンジしてしまうツアー旅行の2つが主流でした。

しかしいまはインターネットがあるので、どこまで個人でやってどこまで他人に任せるか、どこまでお金を節約してどこまで豪華に楽しむか、を個々人が多様に決められる時代になっているのです。

そのため、バックパッカーなんて無理かも・・・と思っても、無理だと思うポイントをインターネットとお金で解決して自分ならではの旅行をつくることだってできるのです。

ぜひ自分にマッチした旅行スタイルを見つけて、楽しい旅行ができることを祈っています!