【インド】美しき砂漠の街ジャイサルメールに行ってきました




この記事では、インド西部(パキスタン近く)にある砂漠の街ジャイサルメールについて紹介いたします。

インドと言えばデリーやコルカタ、ムンバイが有名ですが、大都市は観光客目当ての詐欺師が多いし、街はごちゃごちゃしていてあまり美しくありません。僕はインドで20都市以上周りましたが、ほどよく栄えている田舎のほうがインドの楽しさが詰まっていることがわかりました。

本物の田舎(英語も一切通じず、ローカスバスでしか行けないような場所)は怖くていけませんでしたが、大都市よりも地方都市のほうが人が穏やかなのは確かです。そんな中、僕が好きな街トップ3に間違いなく入るのがジャイサルメールです。景色も人の優しさも物価も最高の街。いつまでもいたくなる街でした。

ジャイサルメールについて

交通

デリーから西へおよそ800km、鉄道で18時間ほどのパキスタン国境付近の街。それがジャイサルメールです。およそ東京から広島までの距離に匹敵します。実際はパキスタン国境までは距離があるので、平和な街です。むしろデリーのが危ないです。

僕は途中のジャイプールやプシュカルに途中下車しながら来たので、そこまで長時間乗車にうんざりすることはありませんでしたが、デリーから行くと丸1日近くを列車の中で過ごすことになります。

とはいえ、日本人観光客が乗る列車はエアコン付きの寝台列車(3Aクラス以上)でしょうから横になれます。新幹線よりもその点楽だと思います。食事は車内で買うことが出来ますしトイレもあります。食事の時間になると車掌さんが注文を聞きに来てくれるし、水やチャイも車内販売をしています。

僕は冬の時期(2月)に行ったのでエアコンなしスリーパークラスでもなんとか乗れると思いますが、夏の時期は絶対にエアコン付きクラスに乗ってください。インド北部は砂漠気候なので夏は40度を平気で上回る、かつ極度に乾燥しています。ひ弱な日本人はエアコン無しに乗ると恐らく体を壊します。

飛行機で行く方法もあるようですが、アフマダーバード経由になってしまうため最低でも6時間ほどかかってしまうようです。それでも鉄道よりは全然ましですが…。

宿

東京パレス入り口

ホテルの外観

ジャイサルメールで日本人に超人気の宿があります。それは「Hotel Tokyo Palace」です。僕も泊まりましたが、最高に居心地が良かったので紹介します。

ちなみに、このホテルの名前に「Tokyo」と付いているように、ホテルのオーナーは池袋でカレー屋さんを経営している人で日本語やフランス語などがぺらぺらのすごい人です。娘は日本で学生生活を送っていると聞きました。確かに日本語ぺらぺらでした。どうやら奥さんが日本人のようです。

東京パレスのロビー

緑色の服を着た人がホテルのオーナーです。日本語堪能でとても優しく対応してくれます。冬の間だけですが、日本人の方がスタッフをしている時期があり、ちょうど僕はそのタイミングに泊まることになりました。

ちなみに、あらかじめホテルに予約を入れておくことを強くおすすめします。ウェブサイトはこちらです。1つ目の理由としては、人気の宿なので希望の部屋に泊まれない可能性があります。2つ目の理由としては、駅からのピックアップサービスがあることです。鉄道が駅に着く時間がほとんど日付が変わる直前くらいの深夜なので、ピックアップしてもらえるのは安心です。

ジャイサルメール駅

僕も駅には深夜に到着しました。0時7分です。ジャイサルメールは終点駅なのでみんな降りていきます。西の果てという感じですね。インドの駅は本当にカオスで、毛布を引いて寝てる人がいたりします。こういう緩い雰囲気が僕はとても好きです。なんだか自由だー!って感じですね。

インドの鉄道は平気で12時間以上遅れるので、急に駅で夜を明かさなければいけなくなることなどがあるのです。。

味噌汁とお茶

夜中に宿につくと、味噌汁と緑茶をいただきました。日本から直接デリーに来てジャイサルメールに来た方は、そこまで感動しないかもしれませんが、長旅をしてマサラに飽きた旅人はこの味噌汁と緑茶に感動するのです…。僕もこれを飲んだときは生きててよかったと心の底から思いました。

こちらがスタンダードルーム1000ルピーです。日本円で1700円です…この広さと清潔さで1700円というのはあまりに安すぎるでしょうと思いました。ドミトリーは更に安く350ルピーです。ただしシャワーやトイレが共用です。どちらの部屋も非常に清潔でした。雨がほぼふらないので、泥濘んでモノが腐ったりしにくいのでしょうか?

ホテルのプール

冬なので入りませんでしたが、プールも付いています。砂漠の中のオアシスですね…。一泊1700円のホテルにプールがあるのは本当にすごいと思いました。

東京パレスの屋上レストラン

また屋上にはレストランがあり、インド料理はもちろんイタリア料理なども食べることが出来ます。そういえばインドはピザやパスタがレストランのメニューに結構な確率で含まれています。もちろんキングフィッシャービールも飲めます。砂漠で飲むビールはうまい…

レストランからの景色

レストランからの景色がまた格別です。ジャイサルメールは小さい町ですが大きな城跡が残っています。この城跡は街よりも高いところにあるため、あまり高くない建物からでも見ることが出来るのです。屋上のレストランでキングフィッシャービールを飲みながらゆったりと読書をするのも至高のひとときです。ベンチにはクッションが置いてあり横になることも出来るのです。本当に天国です。

ジャイサルメールは写真を見ても分かる通り、まさに砂漠の街という名前にふさわしく砂の色で満たされているのです。まるでアラジンの世界に迷い込んだかのような異世界感・ファンタジー感がたまりません。

街中の様子

街中その1

インドだけあって、街中には牛がいました。人は全然歩いていませんでしたが、子供が何人かで集まって遊んでいました。やはりここもインド、囲まれてお菓子やお金をねだられてしまいました。僕はインドでトイレットペーパーを持ち歩いているのですが、ちぎられてしまいました。インドの子供は外国人を見るとモノを奪いたくなる習性があるようです。

街並みその2

この街は野良牛や野良犬だけでなく、なんと野良豚もいます。さすがに野良豚を見るのははじめてでした。あ、ちなみに野良犬は夜になると凶暴化するので、夜は外に出ないほうがいいです。犬を見かけたら目を合わさずに距離をとってゆっくり逃げるのがいいです。インドの犬は怖いですよ。

街並みその3

デリーやバラナシとは違い、道や壁に統一感があってとても素敵ですね。冬なのでのんびりと歩けましたが、夏は40度以上になるのでそんな余裕はなさそうですが…。

城跡の中

城跡の中

城跡と言っても、中で人が暮らしているので入場料などはかからなかった…気がします。もしかかっていたとしても、印象に残らないくらい安かったということですね。中には美しい布を売っているお店や骨董品を売っているお店があり、歩いているだけでも楽しめます。建物の装飾もまさにアラビア風といった趣で、アラビアンナイトの雰囲気がありますね。

アラビア風といえば、イランやイラクなど中東エリア独特の文化だと思っていましたが、インドの西側にも色濃く残っているように感じました。中東はいま治安が悪い場所が多いので、砂漠を楽しみたいならインドの方が良いかもしれませんね。インドはお金で安全を帰る国ですし親日です。

砂漠ツアーに参加

砂漠

さて、ジャイサルメールは砂漠を観光にしているだけあって様々なツアーがあります。場所によっては悪徳なところもあるかもしれませんので、僕は東京パレスで申し込むことにしました。種類はたしか三種類くらいあったような気がします。

  • ラクダで砂漠を歩いた後、宿に行ってダンスを見ながら食事をする1泊ツアー
  • ラクダで砂漠を歩いた後、キャンプを張って砂漠に泊まる1泊ツアー
  • ラクダで砂漠を歩いた後、ホテルに戻る日帰りツアー

確かこんな感じだったとおもいますが、正確に覚えているわけではないので間違えてたらゴメンナサイ。2017年1月の情報です。僕は真ん中の砂漠にキャンプツアーを申し込みました。今となってはいい思い出でしたが、当時は「えっ、砂漠のど真ん中に本当に寝るの!?」と驚いたのを思い出します。

ホテルの前にピックアップの車が来て、それに乗り込みます。まずは郊外にある遺跡を見学した後砂漠に向かいます。途中、道路以外は何もない道になりました。走っていて本当に気持ちよかったです。

砂漠とラクダ

砂漠とラクダは似合いますね。乗り心地はあまり期待しないほうが良いでしょう。下が砂なので、やはり乗り心地が良いとは言えません。しかし、坂道でも黙々と歩いていくラクダってすごいですね。ツアーのルートが決まっているからか、ラクダの足跡がすでにいっぱい付いていました。

砂漠の夕暮れ

砂漠に夜がやってきます。地平線なんて見たのはいつぶりでしょうか。日本は山ばかりですし、僕は都会の住民なのでこんな風景を最後に見れたのがいつか思い出せません。砂漠に影が出来ると、これでほかほかだった温かい砂が急速に冷えて行きます。

砂漠は過酷な環境であると教科書的な意味では知っていました。しかし、この場ではじめてそれをリアルなものとして知ることになったのです。昼はあれだけ暖かかった砂漠が、日が沈んだと同時に急激にひんやりと、真っ暗になっていきました

夕暮れのラクダ

もうすぐ日が沈むということで、ラクダに乗って野営ポイントに向かいます。宿でダンスを見るツアーの人達とはここでお別れになります。さあ、移動して焚き火や寝床の準備をします。

キャンプファイア

ツアーガイドの方はこの道のプロ。ほぼすべての作業をテキパキとやってくれました。僕たちツアー客は皿を準備したり木を集めるなどしていました。チャパティやカレーなどはすでに調理が済んでいたので、焚き火で焼いて食べるだけになっていました。

味は美味しかったのですが、砂が混じっていてすこしジャリジャリしていました。この食感は一生忘れません。この焚火を囲んで、フランスから一人旅で来た女の子と、インドのデリーから来た大学生グループと簡単な話をします。情報工学を学んでるって言ってたっけ。男女で遊びにきていたのでびっくりしました。思っていたよりインド人の価値観も変わりつつあるのかもしれませんね。

ご飯を食べ終えたら後片付けです。ここで砂漠ならではの知恵が。お皿を砂で洗うのです。砂漠で水は貴重ですし、そこら中に砂があるのでそれを使います。砂漠の砂は粒子が非常に細かくサラサラしていますし、誰も上を歩かないのでキレイです。

お皿はすべて鉄製なので、砂を入れて大雑把にキレイにした後、タオルでキレイに拭き取るというのが砂漠での皿洗い方法。面白いなぁと思いながら砂で皿をキレイにしていきました。

さて、情けないのですがキャンプファイアをしているうちに寒さに耐えられなくなってしまいました。そのため、僕はご飯を食べた後、早めにテントに入って寝袋にくるまって寝ることにしました。

そういえば、テントはオプションサービスで申し込んだ気がします。砂漠の夜は寒いから申し込んでおけと言われて申し込んでおいたのですが正解でした。数百ルピーで借りれるので申し込んでおいたほうが良いですよ。

夜が明けて朝ごはんを食べると、ラクダに乗って車が止まっているポイントに戻ります。そして、再び道路以外砂しかない砂漠のど真ん中を快調に飛ばしながら、ジャイサルメールの街中へと戻っていきました。

ジャイサルメールは本当に魅力的な街だった

ここまで紹介してきましたがいかがでしょうか。観光地というのは写真がキレイ過ぎて現物を見たときにがっかりすることが多いものです。しかしジャイサルメールは写真で見たままのものを、より大きなスケール感で体感することが出来ます。

また、泊まったホテル東京パレスも本当に素敵な宿でした。ぜひジャイサルメールに行ったときは東京パレスに宿泊し、ツアーに参加して砂漠を楽しんでみると良いと思います。