旅行をしすぎて飽きてしまったときの対処法




僕は以前バックパッカーをしていたので、長期で様々な国を旅行していました。訪問した国でいうと短期の滞在も含まれますがこんな感じです。

【アジア】タイ、カンボジア、ベトナム、中国、マレーシア、ミャンマー、インド、ネパール、スリランカ、トルコ、UAE、オマーン

【ヨーロッパ】ブルガリア、コソボ、マケドニア、アルバニア、モンテネグロ、クロアチア、オーストリア、スロバキア、ハンガリー、ポーランド、ドイツ、チェコ、イタリア、フランス

これらの国を、3回で周りました。述べ期間でいうと8ヶ月くらいでしょうか。(ワーホリ含む)

そのくらい旅行が好きだったのですが、GoToキャンペーンで国内を旅行していたときに、あまり面白いと感じない自分に気が付きました。

海外を周ったときの年齢が23〜26歳、現在の僕がもうすぐ28歳になりますから年齢的なものだとは思えない(思いたくない)です。

なぜ旅行をしていて面白くないのか?海外も国内も一人というスタイルは変わらないし、むしろいいカメラを買ったことで今のほうが撮影意欲も増して楽しいはずです。

しかし、違いを考えてみるとやはり「国内」か「海外」かという点が大きいと思いました。

目次

国内旅行と海外旅行の最も大きな違い

では、国内旅行と海外旅行の最も大きな違いはなんだろう?と考えてみると「旅行中に味わうスリル、苦労」であるとすぐに結論が出ました。

やはり、海外を一人で旅行するというのは、非常にスリリングです。まず、英語さえ通じにくいことがほとんどだし、タクシーやトゥクトゥクなどの乗り物に乗るときは交渉が必要だったり、日常の生活と大きく離れた行動を強要されるからです。

その分、帰国したときの満足感や充実感は格別です。自分一人で行く場所・泊まる宿などをすべて決めて、料金交渉などを行って、無事に帰ってこれた。これはものすごい刺激になります。

一方で国内を旅行して感じるのが、やはり刺激がほとんど無いです。もちろん、普段は見れないようなモノ・光景と出会うとテンションが上がりますが、それってあくまで視覚的なものなので強い刺激とはならないんですよね。

日本語が通じるし、お店の値札を見て日本円に換算して高いか判断することもなく、案内板はすべて楽に読める。ネットを使えばいくらでも情報があるし、すべてのサービスが洗練されている。鉄道の時間は正確だし、バスも数時間単位で遅れることはまずない。

一言で言えば、海外旅行をしすぎて「刺激」に対する免疫が上がってしまったのだと思います。日本にも美しい場所、素晴らしい文化は地方にたくさんあります。

ただ、それらを経験することはなかなか強い刺激にはなりにくいのです。そのため、国内旅行をしていて「楽しくない」と思うようになってしまったようです。

旅慣れることで二極化する好み

上記のことを踏まえて、旅慣れた人が旅行を楽しむにはどうすればいいでしょうか?

恐らく、海外をひとりで周っていたような人は刺激に対して鈍感になっていると思うので、国内旅行では物足りないという方も多いと思います。

そのような状態で旅行を楽しむには、2つの方針があると思います。

1. より強い刺激を求めて過酷な環境に行くことで、外的な刺激を楽しむ(海外の英語が通じない田舎や、物理的に過酷な砂漠や氷河)

2. 自分ひとりの空間を確保できる場で読書などに耽ることで、ひたすら自分の内側に入り込んでいく

1つ目については分かりやすいかと思います。旅行していて刺激が足りないならば、強い刺激が得られるスタイルにしようということです。

ひとつ言えるのは、旅慣れた人にとって「何かを見て、美味しそうなものを食べる」だけの旅行はつまらなく感じてしまうということです。

そのため、敢えて自分に負荷をかけるようなことをすることで、逆に旅行が楽しくなるというのはあると思います。例えばガイドブック無しで現地に飛び込んでみるとか。

2つ目については、最近那須塩原に旅行に行って気がつきました。普段とは違う静かな場所で読書をするという経験は、思った以上に充実感があります。

どうしても外的な刺激を楽しむ旅行は限界があります。中毒のようにどんどん強い刺激でないと満足できなくなっていきます。

そのため、旅行に飽きてしまった人は外の刺激を楽しむスタイルだけではなく、自分の内側に潜り込む体験として旅行を捉えてみてはどうだろうか?というのが僕の提案になります。

しかし難点も

ただ内的に静かに過ごすためには、やはりお金が必要になったりします。というのも、安い宿に泊まると客層もそれなりになってしまいますし、隣の部屋から音が響いたりして集中状態になりにくいです。

そのあたりをどのようにするか、というのが工夫のしどころになりそうです。