【スロバキア】天空の城ラピュタのモデル・スピシュスキー城へ!ワクワクが止まりませんでした。




ケイタ(@kei1992ta)です。

先日スロバキアを訪れ、2泊3日で世界遺産「スピシュスキー城」へ行ってきました。スロバキアは元々現在のチェコと一つの国で、チェコスロバキアと呼ばれていました。1992年にスロバキアとして独立した比較的新しい国ですね。

チェコ・ポーランド・オーストリアなど周辺国と比べると、平地が少なく地理的に東側にあるため、一言でいうと「田舎」です。首都のブラチスラバでさえ観光地化されておらず、ほとんどのツーリストはスルーしてしまうという国なのです。

そんな田舎チックなスロバキアで今回僕が訪れたのが、天空の城ラピュタのモデルになったと噂されているスピシュスキー城。

この記事では、実際に行ったときの様子や写真について紹介します。行き方と注意点について、ローカルバスの乗り方についての記事をそれぞれ書いておりますので、こちらも合わせてご覧ください。

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【スロバキア】スピシュスキー城観光でローカルバスを使う場合に、絶対注意すべきこと。

2018年8月19日
スピシュスキー城アイキャッチ

【スロバキア】世界遺産のスピシュスキー城への行き方と注意点

2018年8月21日

泊まった街と宿について

今回泊まったのは、小さな町レヴォチャ。比較的大きいポプラトという街からバスで45分ほどの距離にある街です。

2泊3日の滞在で、1日目は移動日、2日目にスピシュスキー城を見学、3日目は移動日というスケジュールでした。スロバキアの東部は特に田舎でバスや鉄道の本数が少ないので、余裕を持って動きたかったからです。

1日目:レヴォチャに到着

さて、レヴォチャのバスステーションに到着して、掲示板に貼られている時刻表をiPhoneで撮影します。バスステーションで何時間も待つのは大変なので、バスの時刻表をもとに宿で明日の計画を練ろうと思いました。

スピシュスキー城があるのは、Spisske Podhradie(スピシュケー・ポドフラディエ)という、噛まずには発音できなさそうな街です。実際に運転手に行き先を言うときに噛んでしまいました。

バスの時刻表

 

バスステーションは田舎の割に大きく、確か乗り場が10番以上はあったかとおもいます。本当に必要なのかはわかりませんが、金土日と週末の滞在だったことから、バスステーションには全然人がいませんでした。僕を入れても5人くらいでしょうか。

バスステーションから宿へは1kmくらい。人も車もほとんど通っていないので歩きやすいですが、きつい坂道があるので結構疲れました。ひとまず宿に到着です。

泊まった部屋

今回泊まった宿は、Ubytovanie KAMI(クリックでGoogleMapへ)という宿。1週間くらい前に予約をして、2泊で60ユーロくらいでした。レヴォチャにはあまり安宿がありませんね。しかし、部屋はとてもキレイで快適でした。

どうも僕しかお客さんがいないらしく、お風呂や簡単なキッチンも一人で使うことが出来てとても良かったです。家族で経営しているらしく、お母さんもその娘さんもとても優しくしてくれました。

Wifiがつなげないときに親切に教えてくれたり、りんごを分けてもらったりしました。

宿のお風呂

お風呂もトイレもとても清潔。写真には写っていませんが、実は手前にもバスタブとシャワーがあります。手前のシャワーを使えば、トイレに水がかかることがないのでありがたいですね。

カルボナーラパスタ

宿をでて、カフェ(夜はバーになるみたい)で食事を取ります。お客さんは、僕と他の2組だけ。その2組は外の席で食べていましたが、僕は暑さに耐えきれず室内で食べることにしました。英語メニューが置いてあったのは驚きです!

最初、恐る恐る店に入ってスロバキア語のメニューを見ていると、気がついたマスターが英語メニューを持ってきてくれたんです。ど田舎の地元民御用達みたいなカフェだったので、とっても入るのに緊張しました。

パスタの中でも、カルボナーラが好きなのでカルボナーラを注文。このパスタが絶品でした!特にお肉(パンチェッタかな?ただのベーコン?)の味がとても美味しく、チーズも非常に香ばしく濃厚でした。アツアツにも関わらず、すぐに食べ終わってしまいました。

オシャレなお店に行くと、こんな感じで皿の周りにパセリが乗っていたりしますけど、これはどう食べればいいのでしょうか・・・。皿を舐めるわけにも行かないので、パセリはそのままで感触です。

気になる値段は、4.7ユーロ。ドイツのおよそ半分くらいでしょうか。スロバキアにはチップの風習もないので、非常に安くて驚きでした。

レヴォチャの街並

昼ごはんを食べ終わったので、飲料水などの買い出しに行きます。この写真のように田舎なレヴォチャですが、バスステーションの近くにはBillaという大きなスーパーがあるのです!

さっき宿まで歩いてきた道を戻り、バスステーションの方へ歩いていきます。すると、途中で「ハロー?ハロー?」と6人くらいで遊んでいた子どもたちに囲まれました。どうやらお菓子がほしいようです。

まさかヨーロッパで子どもたちに囲まれると思いませんでした。なんか、インドみたいだなと昔を思い出しつつ「お菓子持ってないよ〜」とポケットの中を見せました。もちろん、財布は見せません。

スーパーの方へ歩いていくと、どこかへ消えていきました。印象的なのは、肌が浅黒い子供だったということです。そこで宿に帰ってから調べてみると、このあたりは北インド出身のロマの集落とのことで、「インドみたいだな〜」という直感はある意味正しかったわけです。

外国人に興味津津だったり、すぐにお菓子をねだってくるのは遺伝子的な基質なのでしょうか?そう言えば、タイのバンコクに行ったときも、インド系の移民はほぼボッタクってきます。商売上手であったり、人との距離感が近い点などは、文化や距離を超えた遺伝子的な素因があるように思います。

スーパーではパンやビール、いちご(なんと250グラム200円!)などを購入して、夜ご飯はそれで済ませることにしました。

2日目:スピシュスキー城を見学に

さて、2日目は世界遺産のスピシュスキー城へ行く日です。時刻表には13:15に4番乗り場にバスがくると書いてあったので、13時にバスステーションに行きました。

し か し

待っても待ってもバスは来ません。そう、時刻表の読み方を間違えていたのです。スロバキアのバス時刻表には、日曜日しか運行しないバスや平日しか運行しないバスなど、色々なバスが1つの時刻表にまとめて書かれているのです。

13:15と書かれたバスは、平日のみ運行するバス。今日は土曜日なので来ないということです。次の14:30も同じく平日のみです。結局2時間近く待って、15:00のバスに乗ることになりました。

一度宿に帰ればよかったと、今でも思います。2時間も外で待ち続けるのはかなり暇でした。

そもそも、時刻表に書かれたバスが来ない時点で、時刻表の読み方が間違っていると気がつくべきだった。ひとり旅に慣れているつもりになって「田舎だし、バスが来ないこともあるのかな」なんて調子に乗っておりました。

※バスの時刻表の読み方についてはこちらの記事をご覧ください。

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【スロバキア】スピシュスキー城観光でローカルバスを使う場合に、絶対注意すべきこと。

2018年8月19日
スピシュキー・ポドフラディエの通り

左右見渡す限りの大草原の絶景を30分ほど走り、スピシュキー・ポドフラディエに到着しました。街はどこか日本の田舎町にも似ており、人も車もほとんど通っていませんでした。空は透き通った青空です。

スピシュスキー城

スピシュスキー城は高い丘の上にあるので、街からはどこからでも見ることが出来ます。見失うことはなさそうです。高い丘の上にそびえ立つ巨大な白いお城は、まさに天空の城といった雰囲気ですね。あまりの異質感に、ファンタジーに迷い込んだかのようでした。

お城への道のり

お城を目指してひたすら歩きます。街から見ると近そうに見えましたが、実際に歩くと勾配もどんどんきつくなっていき、到着するころには息が切れていました。見ての通り、日光を遮るものが全く無いので熱中症には気をつける必要がありそうです。

水を1.5L持っていたので、それを適宜飲みつつ、場内の売店でアイスを買って身体を冷やしました。ちなみにレンタカーやタクシーだと、お城の裏にある駐車場に直行できるので便利です。お金があれば、タクシー使いたかったです。

草原

道のりはしんどいですが、景色だけは美しい。遠くに見える青々とした緑と、手前のすすきの枯れた色がキレイに別れています。草が多く、蜂がけっこう飛んでいたので、ビクビクしながら急ぎ足で歩いていました。

30分ほど歩いてお城の南口に到着しました。南口ははやめに閉まるそうなので注意が必要です。もうすでに息が上がっており、ぬるい水しか飲んでいなかったので、身体の芯から暑さにやられていました。

しかし、湿度がないので城入り口の影が涼しく、すこし座って回復をすることができました。入場料の8ユーロを現金で払って中に入ります。正門でないとクレジットカードは使えないようです。

スピシュスキー城は高い丘の上に建っているので、周りの街を一気に見渡すことが出来ます。遠くの山々や、統一感のある街の配色、大自然を突っ切る高速道路が非常に美しく感じました。

スピシュスキー城から見た景色

今年は日本の夏を楽しめないなあ・・・と思っていましたが、ヨーロッパの夏も悪くないなと思いました。美しい緑色がどこまでも続いています。

お城の中で、アイスを購入します。チョコレートが入ったスティックのバニラアイスです。確か2.5ユーロ(330円)と割高でしたが、パラソル付きのテーブルに座ることができましたし、身体が火照っている状態だったので仕方ないと思いました。輸送にお金がかかっているでしょうしね。

さすがに、観光客がパラパラといましたが、世界遺産と考えるとかなり少ないです。中国人観光客もいなかったです。

スピシュキー・ポドフラディエの街並

スピシュスキー城を見学し、また徒歩で下山します。観光客のほとんどは車で来ているようで、城の裏にある駐車所の方へと消えていきました。羨ましいです・・・。

街はこの写真のように全然人が歩いていません。恐らく、車で移動していると思います。田舎の人は車を使うから歩かないというのは、本当っぽいですねー。土曜日とは言え、鉄道駅がある通りなんですけど。

スピシュキー・ポドフラディエの教会前

左奥には、さっき行ってきたスピシュスキー城があります。広場のようになっているここは、少し人がいました。右には教会があり、ヨーロッパさを感じるポイントでした。

さて、バス停に無事つけたものの・・・バスが時間になっても来ません。「そういえば、ここに来るときも来るはずのバスが来なかったな・・・」と思い出し、嫌な予感がしてきます。結構不安になってきました。

時刻は18:30でしたが、幸いヨーロッパの夏は20:30くらいまで太陽が出ているのでまだ明るいです。とはいえ、バスが来ないのは非常に怖い。

レヴォチャに帰るバスは、時刻表を見ると20:00が最終で来るはずです。これが来なかったらやばいな・・・と1時間ほど耐えました。

19:45になって、子供3人を連れた母親がバス停のベンチに座り少し希望を感じました。地元の人ならばバスの時間を把握していて、バスが来る時間にバス停に来るからです。

「どうかバスが来るまで座っていてくれ…」そんな僕の期待を裏切り、子供たちと母親は5分ほど座った後、立ち上がってどこかへ行ってしまいました。10分後にバスが来るはずなのに、バス停にいるのは自分だけ。不安な気持ちはますます大きくなりました。

さすがにここまでくると楽観的に考えることは出来ませんでした。こんなとき僕は、今後予想されるパターンを想定する癖があります。

バスが遅れてやってくる>タクシーに乗って帰る>鉄道で帰る>飛び込みで宿に入る>野宿

左の方ほど望ましいパターンです。最悪、バス停での野宿も考えていました。さてどうしようと考えていると、高校生くらいの女の子2人組がベンチで座っていました。明らかにバスに乗る感じではないですが、勇気を出して英語で聞いてみました。

僕「レヴォチャ行きのバスはここに来ますか?」

女の子達「Yes(うん、くるわよ)」

この答えを聞いて安心しました。が、数分して女の子たちは立ち上がり、掲示板に貼ってある時刻表を見ながらなにか相談している様子でした。この時点で僕は察しがついていました。

女の子達「No bus(バスは無いわ)」

ははあ、やっぱりな。と思いました。後から分かったことですが、20時のバスは日曜日限定のバスだったのです。

僕「そんな…。タクシーはどこで乗れますか?」

と聞いたところ、女の子たちは英語がわからない様子で、目を合わせながら困惑した様子でした。そこで、そのうちの一人がGoogle翻訳でスロバキア語を英語に翻訳したものを見せてくれました!!

スロバキア語と英語は、語族が近いので翻訳も非常にキレイでした。スマホには、「Do you need a taxi?」と書かれていました。

僕「はい、必要です。どうすればいいですか?」

女の子達「あそこに電話かければいいわ」

と大きな看板を指さします。TAXI:◯◯◯ー◯◯◯ー◯◯◯◯と大きく書いてあります。流しのタクシーがないので、地元の人は電話をしてタクシーを呼ぶようです。

僕「僕のスマホ、電話が掛けられないんだ・・・」

女の子達「電話をかけてあげようか?」

僕「ありがとう、お願いします」

と、女の子たちに藁をもすがる思いでお願いしました。「5分後に来るから。料金は15ユーロだって。」とだけ言い残して去っていく彼女たち。この優しさがなければ、僕は野宿になっていたのかもしれません。女の子たちの優しさには、本当に感謝です。

5分ほどして、車が1台やってきました。タクシーと大きく書かれていませんでしたが、僕のところにまっすぐ来たのですぐに分かりました。こんなにも嬉しいことは久々です。

運転席には50歳くらいの男の人、助手席に通訳として英語が話せる奥さんが乗っていました。女の子たちが、スロバキア語が通じないことを伝えてくれたようです。

奥さんには「あなた日本人?」と聞かれたのでイエスと答えました。旦那さんは英語が話せないようでしたが、日本に好印象を持っているようで、「ホッカイドー、キューシュー、トキョー」と地名をいくつか言うなど非常に和やかな雰囲気でした。

ほとんど車が通っていない高速道路を、ものすごいスピードで飛ばします。メーターを見たら時速150キロ近く出ていました。バスで30分の距離を、15分ほどで走りきります。

無事にレヴォチャの見慣れた通りに着いた僕は、お金を支払って無事宿に到着することが出来ました。田舎の旅行はは不便で緊張する場面も多いけれど、その分人の優しさに触れる機会が多い気がしました。

3日目:ポプラトに戻りブラチスラバへ向かう

3日目は、レヴォチャからポプラトに移動し、更に鉄道で首都ブラチスラバへ向かいます。本日日曜日で、鉄道の出発時間は13:30です。

10:00にチェックアウトをしてレヴォチャのバスターミナルへ。近くにいるおじさんに、ポプラトへ向かうバスは次にいつくるかを聞いたところ、15:00のバスを指さしていました。田舎をなめていました。

ポプラトへはバスで1時間なので、10:00にバスターミナルにいればバスを2時間待つことになっても間に合うだろうと思っていました。しかし、甘かったです。

これはどうしよう、宿に戻ってタクシーを呼んでもらうか?などと考えていると、おじさんはスロバキア語で何かを伝えてきています。しかし、どうしてもわからない。英語の単語さえわからないようなので、ひたすら身振り手振りを追うことにしました。

その結果、スピシュケー・ノヴァ・ベスという街に行けと言っていることが分かりました。相手を理解しようと思う心こそがコミュニケーションの本質なのかもしれません。

つまり、ここにいてもバスは15:00までこないから、スピシュケー・ノヴァ・ベスという大きな街にバスで向かって、そこからポプラト行きのバスに乗ればいいというアドバイスだったんです。ノヴァ・ベス行きはレヴォチャからも頻発しているので、すぐにバスに乗ることにしました。

スピシュケー・ノヴァ・ベスについた後、バスステーションの人にポプラト行きのバスの時間を聞くと、12:30と返ってきました。これなら鉄道に間に合います!しかも、このバスステーションにはタクシーが待機していました。

万一バスが来なければ、タクシーを使えばいいという安心感もありました。1時間30分は待ち時間があるので近くの鉄道駅に行ったり、散歩をしたり。しかし、本当になにもない所だったのでぼーっとするしか時間つぶしができなくなってしまいました。

その後、無事にバスに乗りポプラト駅へ。到着をしたのは列車の発車10分前でした。久々の都会の雰囲気に安心感をいだきつつ、4時間鉄道に揺られてブラチスラバへと向かいました。