【前編】ベトナムから中国へ飛び込んだら、大失敗した話




こんにちは、ケイタ(@kei1992ta)です。

今回の記事では、僕がひとり旅をしたときの失敗談を話そうと思います。

2015年の11月にベトナムから中国に行った時のことです。日常ではなかなか体験できない内容なので、ぜひお付き合いください!

前編・中編後編の3部構成になっております。

目次

中国のとても辛かった2日間

当時、ぼくは東南アジア一周のバックパッカーに出ていました。東京からタイに入り、カンボジア、ベトナムと陸路で移動。ベトナムの首都ハノイでは風邪を引き、病院に行くなど体調を崩していました。

体調を治してからは、ベトナムの北端にあるサパという山岳エリアに。せっかくここまで来たので、そのままノリで中国に行ってみることにしました。

意気揚々と国境を超えていったのですが、中国では体力・精神力ともに限界に達し、最終的にマレーシアに逃げるようにして飛ぶことになってしまいました。

その時の様子をお伝えします。

ベトナムから中国への国境超え

出国・入国手続き

僕は、中国とベトナムの国境の街ラオカイを経由して国境を超えました。欧米人に人気の観光地サパへのアクセスポイントとなっていますが、それ以外は何も特徴がない普通の街でした。

ベトナム側のイミグレーション

ここがベトナム側の出入国審査をする建物です。合法だか非合法だか分からない両替商がたくさんいます。ラオカイの街中から国境への行き方は簡単で、中国に向かって流れている川の右側を歩けば、こちらの建物に到着します。

手前のベンチにいるのが両替商で、近づくと群がってきます。とはいっても、ベトナムドンは使い切っています。

他の方のブログによると、出入国審査を通らずに中国側に行く道があるらしいです。当たり前ですが、ベトナム出国のスタンプがない状態で中国に入国してしまうと大変なことになります。

スタンプ押し忘れもあるらしいので要注意です。特に中国ではスパイ容疑で日本人が何回も捕まっているので、確実に出入国の手続きを行いましょう。

出国審査が終わると、このような広々とした場所にでます。信じられないくらいのどかな雰囲気です。ここはもうベトナムでも中国でもありません。

イミグレーション前の門

ベトナム側の出入国審査場を抜けた正面の橋を真っ直ぐ進むと、中国の出入国審査場があります。この写真の右側に写っている建物が該当します。

噂には聞いていたのですが、中国に入国する際は本をチェックされます。僕はLonelyPlanetというガイドブックを持っており、やはり中身をしっかりと見られました。

東南アジア編だったので返してもらえましたが、中国について書かれたガイドブックを持っていると没収されるという話を何度も聞いています。

中国に行く予定がある方、ガイドブックは電子書籍にしたほうが良さそうです。入国審査自体は、なにも問題なく終わりました。

国境の町、河口(へこう)で銀行が見つからない

入国審査を終えて建物から出ると、周りの文字はすべて漢字になります。これまではアルファベットのようなベトナム語に囲まれていたので、国境を超えたことを実感します。

さて、なにより大切なのがお金です。中国元を持っていないので両替か引き出しが必要です。

そこで両替をしようと、街中で銀行を探すも全然見つかりません。GoogleMapで銀行を調べるも、あるはずの場所で工事を行っていたりと全然銀行がなかったんです。

ATMが何箇所かありましたが、一切キャッシングができませんでした。謎のエラーによりお金を引き出せず。

銀行の場所を聞いてみるが英語が通じない

埒が明かないので、歩いている人に聞くことにしました。しかし、Bankという単語さえ理解してくれる人がいません。

誰に聞いても「あ?」と返事をされてスルーされるだけ。30度を超える暑さの中、1時間くらい探し回ってようやく中国銀行を発見。

しかし、ここでも全く英語の表記がありません。仕方なく警備員にドル札を見せて「エクスチェンジ!エクスチェンジ!」と言たところ、無事に案内していただき両替できました。

この街には大きな川が流れていて、川沿いからバスが走っています。事前に調べた情報によると、バスで河口駅という場所に行けるみたいです。

うまくバス乗り場を見つけた僕でしたが、どのバスに乗れば良いかわかりませんでした。運転手に話しかけてみるも、やはり英語が通じないので、あらかじめiPhoneに保存しておいた鉄道駅の写真を見せたら、バスを案内してくれました。

ミニバンのようなバスで、たったの2元(40円)でした。

鉄道駅に到着です。周りを見渡すと駅以外に何もありませんでした。本当に何もありません。個人商店のような店さえも一つも無いんです。

周りには田んぼと大自然があるだけで、何もない。もし飲料水をあらかじめ持っていなかったら、熱中症で倒れていたかもしれません。店すらないんです。

しかも、駅に入れる時間は決まっていて、しばらく炎天下の外で待たなければいけませんでした。

これが売り場の様子です。柵で区切られているので、並ばない中国人にイライラすることはありませんでした。

やはり受付も英語が通じないので、行き先の「大理」をメモ帳に書いて見せたところ理解してくれたようです。しかし・・・。

寝台列車のチケット売り切れで、急遽行き先変更

掲示板を見ると、乗りたかった軟臥のチケットが売り切れになっていました。「座」が座席、「臥」がベッドを意味しています。

硬臥というのが残っていますが、当時ブログなどで情報収集をしたところ、このシートは木に布を引いただけのような硬く辛いもののようでした。

大理までだと、連続で15時間乗ることになる。それは何とか避けようと思い、硬座で昆明に行くことにしたんです。

昆明は雲南省最大の都市で、予約なしでも泊まれる宿くらいあるだろうと思いましたし、昆明までなら7時間です。

この旅慣れたことによる慢心が、後々つらい出来事を引き起こすのですが当時はわかるはずもありませんでした。

この駅の周りに田んぼしかなかったので、駅の周りで一泊するという選択肢もなかったんです。

駅構内の様子です。中国はどこへ行っても公安警察がとても厳しく取り締まりをしています。荷物検査や金属チェックがありました。新しく開通した駅で、とてもきれい。

隣に座った中国人のおばちゃんと、片言の英語で少しだけ会話をしました。

ホームの様子です。共産主義国の特徴かもしれませんが、売店などの施設はなくシンプルです。ベトナムではたくさんの売り子が商売をしていたので、あまりの簡素さに不気味さを感じました。

僕の席は、4つ席のボックスシート。向かい合って座るので自然と話すことになります。前に座っていたおっちゃんは、携帯で表示させた韓国の国旗を指差してたので、No!と否定しておきました。

隣に座った女の人は、生後6ヶ月の赤ちゃんを抱いていて幸せそうにしていました。「日本語を教えてあげて」と言われたので、簡単な日本語を教えてあげました。

僕らが考える中国人のイメージは、あくまで一部。当たり前だけど、柔らかい雰囲気の中国人もたくさんいるようです。

16時15分に発車した電車は、23時頃に昆明へ到着。これまでの人生で一番長く辛い鉄道旅行でした。

昆明は標高が高く、気温が一桁です。30度超えの河口から来た僕は、上に羽織るものがなく半袖の状態で震えていました。

変なマンションに連れて行かれる

駅を出ると人がたくさんいて、少しだけ安心。日本だと実感しにくいですが、光が無く人気がない場所は本当に怖いです。

駅前を歩いていると、50歳くらいのおばちゃんが中国語で話しかけてきます。What?と言い返したところ、ベッドとシャワーの写真を見せてきました。

宿の勧誘をしているようです。怪しかったですが、宿を探す手間が省けるので、値段交渉して60元だったので付いていってみました。

とあるマンションの前に着くと携帯で電話をし始める。嫌な予感がします。仲間を呼んでいるのかと思いましたが、マンションの入り口から旦那と思われる人が出てきてマンションの中に連れられました。

非合法の臭いもするし、怪しい雰囲気のマンションです。おっちゃんは中国語しか話せず、全く意思疎通が取れませんでした。メモを渡したところ、60元+50元と書いてきました。

この50元の意味がわからないし、中国で面倒ごとになったら嫌なので、断ってマンションから出ていくことにしました。制止するおっちゃんを振り切って、駅の方向へと戻ります。

もう少しちゃんとしたホテルに泊まらなければいけません。

 

中編へ続く