【スロバキア】スピシュスキー城観光でローカルバスを使う場合に、絶対注意すべきこと。

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スロバキアにある世界遺産・スピシュスキー城に行ってきました。スロバキアはヨーロッパでありながら観光地化されていない国で、首都ブラチスラバ以外ではほとんど英語が通じません。そのため、事前の情報収集が大切になってきます。

特に、ローカルバスの時刻や乗り方は、宿の人に事前に確認したほうがいいです。

僕はバスの時刻表の読み方を間違えて、人がほとんど歩いていない田舎町で最終バスを逃してしまうというミスをしてしまいました。実は、スピシュスキー城があるスピシュキー・ポドフラディエという街は、下の写真のようなど田舎なんです。

スピシュキー城があるスピシュキーポドフラディエ

この記事ではローカルバス移動の失敗を避けるための情報をお伝えします。

目次

バスの時刻表には落とし穴がある

あまり鉄道網が発達していないスロバキアではローカルバスが主な移動手段になります。バスの時刻表は下の写真のフォーマットで各バスターミナルにに貼り付けてあります。

この時刻表、一見たくさんバスがあるように見えますが、火曜日しか来ないバス休日しか来ないバスなど、様々なバスがまとめて書かれているので注意が必要です。

この時刻表の読み方を、下で解説していきます。

スロバキアのローカルバスの時刻表

簡単に見方を紹介

①今いるバス停

この時刻表を見ている場所、つまり自分がいまいるバス停(あるいはバスステーション)の名前が書いてあります。

②行き先

バスの行き先が書かれています。自分が行きたい場所の名前が書かれた欄を時刻表から探します。

③乗り場番号

バスが出発する乗り場の番号が書かれています。同じ行き先でも、バスによって乗り場が違うことがわかると思います。

バスの時刻に添えられている数字や記号に注意して!!!

この時刻表で注意すべきことは、ここに書かれている全てのバスが来るわけではないということです。時刻のところをよく見てみると、①〜⑦までの数字、四角で囲まれた数字、いくつかの記号が書いてあります。

バスの時刻表を見る際には、これらの文字・記号を理解する必要があります。説明は時刻表の最下部に書いてありますが、英語表記は一切なく、オンライン翻訳などが使えない環境においては、その場で理解するのは難しいです。

「結構バスあるじゃん!」と思っても、実際に今日運行しているバスは3本だけだった・・・なんてことが起きてしまいます。(はい、僕です)

丸で囲まれた数字

①〜⑦の丸で囲まれた数字ですが、これらは曜日を表しています

  • ①月曜日に運行
  • ②火曜日に運行
  • ③水曜日に運行
  • ④木曜日に運行
  • ⑤金曜日に運行
  • ⑥土曜日に運行
  • ⑦日曜日に運行

例えば、①だけ添えられている時刻のバスは月曜日しか運行していないので要注意。②と④が書かれている場合は、火曜日と木曜日に運行されているという意味になります。

四角で囲まれた数字

四角で囲まれた黒背景の数字は、運行期間(あるいは運行しない期間)を表しています。例えば、23番の説明は「nejde od 24.12.2017 do 25.12.2017, 1.4.2018」 と書いてあります。

nejdeはnotodはfromdoはto。つまり23番は「2017年12月24日から2017年12月25日までと、2018年4月1日は運行しません」と書いてあります。

否定を意味するnejdeとは反対に、ideはthis isのような意味なので、11番の「ide od 27.12.2017 do 5.1.2018,・・・・」は「2017年12月27日から2018年1月5日と、・・・・の期間は運行します」の意味になります。

各種記号

†について

時刻表の説明文には「日曜日と州で定められた休日に運行しています」と書いてあります。

⚒について

時刻表の説明文には「平日に運行しています」と書いてあります。つまり、⚒しか書かれていない時刻のバスは土日祝日には来ないので十分注意してください。結構多いです。

▲について

説明文を訳すと「リンク#1は、704406で〜(地名)まで続きます」になりますが、よくわかりませんでした。リンク番号とあるので、バスの経路を表しているものと思います。

最終バスを逃した場合のタクシーについて

首都ブラチスラヴァを除いて、スロバキアに流しのタクシーはいないと考えておいたほうが良いです。特にスピシュスキー城があるような田舎町ではタイミングによっては駅前にさえいない場合があります。(いることもあります)

現地の人はタクシーを使う場合、タクシー会社に電話をしてピックアップしてもらいます。タクシー会社の電話番号は、街のいたるところに書いてありますが、ネット環境・通話環境がない場合はタクシーさえ乗るのが困難になります。

僕の場合は、現地の女の子2人に最終バスを逃して困っていることを伝えたら、親切にタクシーを呼んでくれたので助かりました。しかし、もし女の子に出会えていなかったら公衆電話を探してうろつくことになっていたかもしれません。

通話ができるSIMを買っていればよかっただけの話なんですけどね。

まとめ

こういうローカルな場所に行くときは、通信環境がないととても苦労することが分かりました。

安心・安全に旅行するために、なるべく通信環境を確保すること。それが出来ないなら、宿の人に聞いたりインターネットで調べるなど移動などに関する情報を集めてから行くこと。

最終バスを逃すという、恥ずかしいことをしてしまった僕からのアドバイスです。




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