この記事ではスピシュスキー城への行き方と、観光時の注意点についてご紹介します。
なお、スピシュスキー城に行くためのローカルバス情報について詳細な記事を書いておりますので、バスを使って行く場合は下記の記事もご確認ください。
目次
スピシュスキー城の概要とアクセス
スピシュスキー城とは
スピシュスキー城は、スロバキアの東部プレショフ県にある12世紀につくられたお城です。一時はポーランド王国に融資の担保として管理下に置かれていたものの、ハンガリー王国の所有物として残されました。
中欧でも大きい部類のお城の一つですが、1780年に火災が起きたことによって廃墟になってしまいました。その後、スロバキアが独立した翌年1993年に世界遺産に登録され、国の保有物として廃墟がそのまま残されています。
場所と行き方
スピシュ城はスロバキアの東部、ポーランドやウクライナに近い地域にあります。首都ブラチスラバは、スロバキアのほぼ西端なので近いとは言えないですね。
最寄りの街はスピシュキー・ポドフラディエ
スピシュスキー城は、スピシュキー・ポドフラディエという街にあります。バスと鉄道の両方でアクセス可能。ポプラト,レヴォチャ,プレショフ,コシツェなどの街が日帰り圏内になります。
ただし、スロバキアの東部はド田舎です。バスも鉄道も本数が少なく、最終バスが17時台あるいはもっと早い場合も十分にありえるので、最終バス・最終列車の時間に十分に注意しましょう。
宿泊場所のオススメは、城の最寄りであるスピシュキー・ポドフラディエか、そこに近い街レヴォチャ。僕はレヴォチャに宿泊し、バスでスピシュキー・ポドフラディエに行きました。
バスで行く場合、街に大きなバスステーションがありますので、そこからスピシュキー・ポドフラディエ行きのバスに乗ってください。バスの乗り方は、こちらの記事で紹介しています。
スピシュキー・ポドフラディエについて
バス停はここです。(クリックでGoogleMapに移動)
バス停に着いたら、帰りのバスの時刻を確認して下の地図の赤い線に沿って行けば、スピシュスキー城に行くことが出来ます。GoogleMapには線路を超えたあとの道が書いてありませんが、実際は歩ける道があります。
航空写真を見ると、道があることがわかると思います。小さい町ですので、GoogleMapやMaps.meなどのアプリがあれば迷うことは無いでしょう。
草花が非常に豊かな場所なので、ミツバチがたくさん飛んでいました。僕は半ズボンで行ってしまい、刺されないかヒヤヒヤでした。長ズボンを履く、甘いジュースは我慢する、すばやく通り抜けるなど、蜂に刺されないようにしましょう。
スピシュスキー城への道は日光を遮るものが一切なく、夏はとても強い日差しが照りつけます。湿度が低いので、汗を大量にかくことはありませんが、身体の中からじりじりと熱くなってきます。十分な水分を持っていくこと、体調が悪い場合は無理をしないこと、城についたら日陰で休むことを心がけましょう。ちなみに、坂道はとてもキツイです。
期間と料金(2018年)
スピシュスキー城の公式ページはこちら
毎年日付が違うので、公式ページで確認をお願いします。ちなみに、冬の期間はそもそも城の中に入ることが出来ないので要注意です。
営業期間
- 1/1〜3/25:閉鎖
- 3/26〜4/27:9時〜17時、最終エントリーは16時
- 4/28〜9/30:9時〜19時、最終エントリーは18時
- 10/1~10/31:9時〜17時、最終エントリーは16時
- 11/1〜12/31:閉鎖
料金
- 大人:8ユーロ
- 学生(19〜26歳)と高齢者:6ユーロ
- 子供(6〜18歳):4ユーロ
- 家族チケット(最大4人、1人の大人と3人の子供、または大人2名と子供2名):19ユーロ
気をつけること
飲み物や食べ物は、予め持っていくほうが良い
スピシュキー・ポドフラディエは、世界遺産がある街とは思えないほどの田舎です。特に日曜日や祝日はお店が全然開いていなかったり、平日でもすぐに閉じてしまう店が多いので、飲みものやパンなどは可能なときに準備しておきましょう。
英語は通じない
スロバキア、特に東部などの田舎では英語はほぼ通じません。バスや案内にもほとんど英語が書かれていません。そのため、バス停や鉄道駅の位置、スーパーの場所、城への行き方など事前にしっかりと調べていきましょう。
流しのタクシーはない
タクシーに乗りたいのであれば、駅前に行ってみるか、街に書いてあるタクシー会社の電話番号に電話をする必要があります。駅にタクシーがおらず通信環境がない場合、公衆電話を探したり歩いている人に助けてもらうしかタクシーに乗る手段がありません。
細かいお金を予め用意しておく
小さい町ですから、高額紙幣だけだとバスにも乗れませんし物を買いにくいです。なるべく細かいお金を用意しておくと安心です。
まとめ
この記事では、スピシュスキー城への行き方や注意点を書かせていただきました。実際に行ったときの様子や写真などは、別の記事に書かせていただいております。
ぜひ、こちらも御覧ください!