【イタリア】水の都ベネチアで観光してきたよ!写真をたくさん紹介します




先日、LCCのeasyjetを使ってベルリンからベネチアへ1泊2日の観光をしてきました。ヨーロッパ内は、LCCが様々な都市に飛んでおり、旅行がしやすいので嬉しいです。

イタリアのベネチアはずっと行きたかった場所のひとつなので、衝動的にヨーロッパに住んでいるこの機会に行ってみようと思ったんです。この記事では、その時の様子をお伝えしたいと思います。

ベネチアについて

水の都アドリア海の女王などと呼ばれるベネチア(英語名:ベニス)は、イタリアの北東部に位置しており、スロベニアとオーストリアから近い位置にあります。

ベネチアは干潟の上に作られた100以上の島によって構成されており、一番大きい本島だけではなく、他の島々も様々な特徴があり観光地として賑わっています。

ベネチアには自転車・自動車が入れないため、大小さまざまな水路を利用したカヌーやボートが交通の要となっています。そのために「水の都」とも呼ばれているわけです。

元々は異民族の侵略を防ぐためにつくられたベネチアの島々ですが、中世になると東西貿易で栄え「アドリア海の女王」と呼ばれるほどの強国になりました。

ウィリアム・シェイクスピアの「ベニスの商人」や、ドラマ「ベニスに死す」の舞台にもなっており、あまりの美しさや歴史の奥深さから、世界中の観光客が来るスポットとなっています。

ベルリンからベネチア本島へ

ベルリンの空港にて

今回は、ベルリン・テーゲル国際空港08:10発、ベネチア・マルコポーロ空港10:00着の便を利用しました。朝早いのは辛かったですが、一泊二日の短期旅行なのでなるべく長く滞在できるようにこの時間の便を選択。

空港につくと、荷物預けの列が100m以上は出来ており1時間30分は待たされました。LCCなので仕方がありませんが、時間に余裕を持って空港に行く必要がありますね。

並んでいると、列の方向を変えてくれとスタッフから指示。その際に、僕の後ろの方で順番が変わってしまったらしく、抜かされたドイツ人が「Hello Sir?」と相手の人に後ろに行くよう指摘していました。ルールに厳しくすぐに主張するところがドイツ人らしいなと思いました。

列に並んでいると、「コペンハーゲン!コペンハーゲン!」と地上スタッフが言って回っていたので、出発時間が近い便は優先的に荷物を預けさせてくれるようです。ただ、LCCなのでいつもやってくれる保証はないのが怖いですね。

無事に荷物を預け終えてセキュリティチェックへ。荷物をX線に通して、ボディチェックを受けるまではいつもと同じですが、ベルリンの空港では小さな紙を荷物や洋服、携帯にこすりつけて機械に入れていました。麻薬や爆発物の残留がないかを検査しているとのことです。

無事に検査は終了。ドイツ・イタリアは同じシェンゲン圏内なので、入国審査・税関は一切ありませんでした。通貨も同じユーロなので両替すら不要です。国内旅行の感覚でとても便利です。ちなみに、EU加盟国とシェンゲン加盟国とユーロ導入国はすべてバラバラなので、ややこしいです。

搭乗口でしばらく街、時間になるとバスに乗って飛行機へ移動して階段で乗り込みます。航空会社がボーディングブリッジを使うには結構なお金がかかるので、LCCは使えないのです。

飛行機での移動

使われていた機材はAirbus A320-200(中型機)で、3列×2の座席配置でした。僕は席の狭さを感じませんでしたが、身体が大きい欧米人はかなり窮屈そう。通路はとても狭く、ワゴンが1台置かれるともう人が通れない狭さです。

東京からベルリンまでは10時間を超えるフライトだったので、2時間のフライトはあっという間に感じました。

ベネチア空港でちょっとしたトラブル

空港に着いて荷物の受け取り所に向かいます。急いで歩いても預け荷物の受け取りで待たされるだろうからと、急がずに歩いていました。

トイレにも行きたかったので、荷物受け取り場の端っこにあったトイレに行きます。用を済ませて、荷物を受け取ろうとレーンに向かうとBerlin Tegelの欄はFinishedの電光表示がされていてびっくりしました。

全然周りに人がいなかったのでもしやと思ったのですが、飛行機の到着が空いている時間帯に到着したので、すぐに荷物が出てきてしまったようです。しかも、レーンの周りを歩いて探しても一向に荷物は見つからずに焦りました。

預けた荷物は三脚ケースで、中には三脚と折り畳み傘と保湿クリームが入っていました。そこまで無くなって困るわけではないものの、三脚は10,000円くらいはしたし、そもそも三脚を持っていくために預け荷物代で4,000円くらい払っているので簡単には諦められません。

そこで人生で初めて空港のLost&Foundへ行きました。Lost&Foundとは、僕みたいに荷物を受け取れなかったり荷物が破損していたときに証明書を発行してもらう受付です。

最初の担当は20代の若い女性でしたが、要件を伝えると上司らしき40代の女性に引き継がれました。イタリア人の英語は、さらさらと流れるように発音するのではなく、一つ一つの単語を明確にゆっくり発音するので聞き取りやすかったです。訛りはありましたが。

さて、事情を伝えると他の空港職員に電話をしはじめました。どうやら、受け取り忘れの物品リストに僕の三脚が無いかを確認しているようです。しかし、見つからなかったので「一緒についてきて」と言われてついていくことにしました。

一緒に荷物受け取り場をぐるぐると周っていると、レーンから外れたところに、ぽつんと僕の三脚が置いてあるのを発見できました。

わざわざ一緒に探してくれてありがとうと、僕は感謝を込めてお礼をしました。空港の職員は冷たい印象があったので、いい意味で裏切られて嬉しい気持ちになりました。

到着ロビーに出てベネチア本島に行くバスと、ベネチアの水上バスのチケットを一緒に購入します。空港からベネチア本島までのエアポートシャトルは30分ほど乗って8ユーロ。ベネチアの水上バスのチケットは24時間有効で20ユーロです。観光地だけあって、とても高いですね。

何はともあれ、バスでベネチアのローマ広場に向かいます。

ベネチアのローマ広場に到着

空港から出たバスは、イタリアの農村地帯を走ります。左右見渡す限り、草原が広がっていて想像以上の田舎でした。海沿いを走っているはずなのですが、草木が多く海が見えないのが残念でした。

20分ほど走っていると、ようやく海が見えてくる。遠くに赤い屋根が見えてきました。とある交差点(ラウンドアバウト)で左に曲がると、ベネチアの本島まで一直線。バスの両側は海に挟まれる風景になりました。

ベネチアの本島は自動車と自転車の利用が禁止されているので、バスが入れるのは入口となるローマ広場まで。ローマ広場からは徒歩か水上ボートに乗ることになります。

水上ボートは1回7.5ユーロと高額ですが、僕は離島に行こうと思い24時間乗り放題券を買っているので、水上ボートで移動することにしました。

リアルト橋から宿へ

さて、僕が泊まる宿はLocanda Silvaという宿でインターネット予約をしておきました。夏のヨーロッパはバカンスでみんな旅行に出かけるので、さすがに予約なしで行くのは怖かったし、宿探しに貴重な時間を使いたくないからです。

ベネチアで最も有名な橋であるリアルト橋で水上ボートを降りて宿に向かいます。僕は方向感覚にはそこそこ自信があるので、大抵の街ではサクサク移動できるのですが、ベネチアは細かい路地が張り巡らされており、すぐにたどり着くのは難しかったです。

GoogleMapはあらかじめ地図をダウンロードしておけばオフラインでも利用できる(GPSもオフラインで使用できる)ので、地図をこまめに見ながら進み宿に到着します。テクノロジーの進化は本当にすごいですね。

宿からムラノ島へ出発

ベニスの港

さて、宿にチェックインをして身軽になったので、早速ムラノ島へと出発をします。次の日は飛行機でベルリンに戻るので、先に遠くにある離島へ行くプランを立てました。上の写真は、本島からムラノ島へ向かう水上バスの船乗り場です。本島の北方向にあります。

本島からムラノ島へは、40分位の船旅になりました。思ったよりも遠かった印象です。

ブラノ島

ブラノ島の水路

ムラノ島は が有名な島で、いたるところにお店がありました。本島に比べるとのどかな雰囲気があり、歩いている人も多すぎず丁度良い。

この島も水路が張り巡らされており、小さいボートがレストランの食材などを運んでいました。

ブラノ島の看板

ひとつひとつの看板も非常におしゃれで、窓の外にはきれいな花が添えてあります。ドイツでもそうでしたが、ヨーロッパでは街の価値は、街の景観がとても大きな役割を担うと考えられています。そのため世界遺産の街ともなれば、より景観に気を使うのも納得です。

ヨーロッパは景観がきれいなので歩いているだけで、気持ちいいです。東京のゴミみたいな景観は何とかならないのかと思ってしまいました。カラオケやら居酒屋の下品な広告が、全くの統一感なく並んでいる東京の街並みは、あまり好きではありません。

やはり、デザインや景観はヨーロッパのほうが意識が上だと思いました。

ブラノ島

ムラノ島の水路

今度はさらに北の奥側にあるブラノ島に行ってみます。ムラノ島から水上バスで30分ほどにあるこの島は、上の写真のようなカラフルでこじんまりとした街並みが魅力です。

青、オレンジ、赤、黄色、茶色、緑とさまざまな色に染められていますね。日本では見ないような街並みなので、歩いているだけでも楽しいです。

確かにこのカラフルさなら、航海で遠くから帰ってくるときもすぐに見つけられそう。そして、小さい島なので30分もあれば一周することができます。

注意することとしては、本島とこの島を結ぶ水上バスが1時間に1本ほどしかこないため、タイミングによっては結構待つことになりそうなことでしょうか。

ベネチア本島

1日目の夜

リアルト橋からみる夜のベネチア

ベネチア本島に戻り、ホテルで少し休憩をします。ベネチア本島の路地などの撮影は2日目に行う予定なので、夜のリアルト橋とローマ広場を撮るために夕方頃にホテルを出ました。

ベネチアの夏の日没は夜9時くらい。だから、1日が長くすこし得をした気分になります。

さて、上の写真ですが「ベネチア」で画像検索をすると大量に出てくる構図で、リアルト橋の上から撮ったものです。ここは、常に人がたくさんいて撮影をしているので一等地(橋のてっぺん)を確保するのが一苦労です。

ただ、入れ替わりが激しいので10分も待っていればどこかしらに空きが出来ます。夕暮れのベネチアもとても美しく、暗くなり始めた青い空と、点灯し始めたオレンジ色の街頭が美しいコントラストになっています。

ベニスの夜

ベネチアの夜は思ったよりも暗かったですが、十分安心して歩くことが出来る明るさです。上の写真ではレンズを絞りすぎて光芒(光の線)が出てしまいました。今後夜景を撮る際は、注意したいです。

ベニスの街並み3

ホテルへの帰り道です。ベネチアは水路も美しいですが、ひとつひとつの小さな路地も情緒があり美しいです。まるで奥の方から魔法使いが出てきそうな雰囲気ですね。

2日目

ベニスの街並み4

2日目は朝の5時に起床です。なぜそんなに早いのかというと、サンライズを撮影しに行こうと思ったのです。しかし、残念ながら目が冷めると外は雨。

サンライズが撮影出来なかったのは残念ですが、1時間ほど待つと雨がやんだので雨に濡れたウェットなベネチアを撮影しに行きます。

リアルト橋からみる朝のベネチア

朝のリアルト橋です。昨日とは違い、朝早いのでほとんど人がいませんでした。空はどんよりと重い感じですが、この後どんどん晴れていきます。朝のグランド・カナル(ベネチア本島の一番大きな川)は、地元の人がひんぱんにボートで移動をしていました。観光客で溢れた満員の水上ボートが通ることもないので、また昨日とは違った雰囲気です。

ベニスの街並み6

その後、本島を適当に歩きます。古い趣の家が多く、どこを歩いても絵になりますね。古い建物と、晴れ始めて光が差し込んできた空とのコントラストがおどろおどろしい感じがして好きでした。

ベニスの街並み5

雨上がりの路地は、地面が反射してまた昨日とは違った雰囲気があります。朝早い時間は人がいないので、本当に歩いていて楽しいです。ベネチアは車が走っておらず、みんな歩いて移動するため、とても道が混雑するんです。

だから、写真を撮るために人がいなくなるのを待つのが結構たいへんなんですよね。早起きしてよかった!

ベニスの街並み2

両側をレンガの壁に挟まれた路地。路地フェチにはたまらない光景です。

ベニスの街並み1

徐々に空が晴れ始めてきました。7月中旬のベネチアは、日中30度くらいまで気温が上がります。カラッとしているので日陰に入れば涼しいのですが、日差しが非常に強いので、30度以上の暑さを感じます。(でも汗をかかないので不思議な感じ)

ローマ広場の楼閣

これは、サンマルコ広場にある楼閣です。ここの展望台に登ることで街全体を見渡すことが出来ます。時期によりますが、僕が行った夏の時期は朝9:30にオープンでした。GoogleMapだと9:45になっていましたが、間違っています。

公式サイトはこちらなので、もし行く際には確認してみてください。一番上に行くには、大人1人8ユーロです。エレベーターだけで行けるので、とても楽でした。ヨーロッパの建物は、階段を登る必要があるところが多いんですよね。

ベニ1スの街

このように360度のパノラマになっています。タイミング悪く、僕は鐘がなる時間に当たってしまったので、すごく大きな音が頭に響いてきました。ある意味レアな体験ですね。10時丁度に鐘がなりました。

ベニスの街2

ベネチアには多くの船が並び、上から見るベネチアの海は太陽の光が乱反射してキラキラと光り輝いていました。残念だと思えるような場所が一切ない、完璧に美しい街ベネチアでした。

ベルリンに戻ります

1泊2日でありながら、時間をたっぷりと使ったベネチア観光。2日間で取った写真は741枚、歩いた距離は30.3kmでした。展望台からの風景を見た後は、ホテルをチェックアウト。水上バスでローマ広場に戻り、空港へ。

無事に飛行機に乗ってベルリンへと帰宅しました。

最後に

水の都ベネチアは、想像以上に美しく景観の管理に気を使っていました。街のいたるところにゴミ箱が設置され、物乞いも一切見かけませんでしたし、治安もとても良いです。夜に出歩いても危険を感じませんでした。

「ベニスを見て死ね」とは言いますが、本当に死ぬまでに行ってみることをオススメします。テーマパークなどとは違う”本物”のベネチアは、本当に美しいですよ。