【ドイツ】古都ドレスデンを観光したら美しい街並みにドキドキしっぱなしだった。




こんにちは、ケイタ(@kei1992ta)です。

ベルリンから気軽に観光できる場所はどこがあるでしょうか?色々とありますが、その一つに古都ドレスデンがあります。

僕はヨーロッパの歴史ある街並みの写真を撮るためにドイツに来たので、旧市街に古都の雰囲気が広がるドレスデンは是非行っておきたい所でした。

そして実際に行ってみると旧市街の街並みは確かに美しく、歩いている間はドキドキしっぱなし。日帰りで観光できたので、お金もそこまでかからずたくさん写真を撮ることが出来ました。

そこでこの記事では撮った写真をお見せしながら、ドレスデンの旧市街を紹介していきたいと思います。ドレスデンの良さを伝えていきたいので、もしこの記事が気に入ったら、ぜひシェアお願いします!

目次

ドレスデンって?

ドレスデンについて、簡単に概略を説明します。ドレスデンはベルリンの南に位置し、鉄道・バスで2〜3時間で行ける街です。ザクセン州の州都として栄えていますが、第二次世界大戦では爆撃によってほとんどが灰燼になりました。

しかし、終戦後から歴史的建造物の再建をコツコツ行い、今では旧市街と呼ばれるアルトシュタットエリアと、新市街と呼ばれるノイシュタットエリアをメインに、観光地として非常に賑わいを見せています。

古典的な街並みが人気で、音楽や絵画の歴史を感じることも出来ます。ドレスデン美術館には多くの作品が収納されており、重要なコレクションが数多く並んでいます。ドレスデンは芸術の街としても歴史がある伝統的な街なのです。

ベルリンからドレスデンへ

ベルリンからドレスデンに行く方法は主に鉄道とバスがあります。鉄道も情緒があって良いのですが、ドイツではバスが非常に安いんです!片道3時間のバスが、往復20ユーロ(≒2600円)ほどで利用できました。

ということで、今回はドイツでも大手のFlixBusでドレスデンに行ってきました。

アレキサンダープラッツ駅のバス停

FlixBusはベルリン内にいくつかの発着所を設けています。今回は、アレキサンダープラッツ駅に近いバス停から出発することにしました。

朝8時40分発のバスでしたが、遅刻が怖くて8時過ぎに到着です。この日は気温は10度近くでとても寒かったので、一度アレキサンダープラッツ駅の構内に戻ることにしました。

ベルリンは気温差がひどく、昼は30度を超えていたにも関わらず夜は10度台に落ちるなんてこともよくあります。

バス

※バスの写真は帰りに撮影したものです

さて、出発10分ほど前になるとバスが到着します。バスは2階建てなので、景色を見たい方は2階へ行きましょう!少し早めに行かないと、もしかしたら席がいっぱいになってしまうかもしれません。僕の場合は、幸い2階の窓際に座ることが出来ました。

FlixBusはインターネットでチケットを購入し、電子メールで送られてくる搭乗券の2次バーコードを携帯で表示させれば乗れるのでとっても楽チンでした。ヨーロッパはコンビニがないので、プリントアウトが地味に面倒なんですよね。

バスは、8時40分ぴったりに出発。さすがドイツです、インドとは訳が違います。途中、空港に寄って乗客をピックアップします。

赤髪のおばちゃんが隣の席になり、降りる間際にポケットから座席に小銭入れが落ちていることを教えてくれました。とっさのことで「ありがとう」の言葉が出ず、自分が情けなくなってしまいました。というか、ポケットから財布が落ちるって元バックパッカーとしては失格です。

ドレスデン駅から旧市街へ

バスはベルリンから約3時間でドレスデンセントラル駅に到着しました。駅にはスーパーが入っていたので、1€のパンを3つを購入。家から持ってきた水を飲みながら、駅のホームで朝食を取りました。

ヨーロッパは、売店やレストランが高くて泣けます・・・。だから、外に行くときは、ご飯や水は極力スーパーで買うようにしているんです。売店だとコーラー500mlが2€(260円)とかしますからね。貧乏人には買えません。

ドレスデンセントラル駅から旧市街へはトラムでも行けますが、約2kmの距離なので十分に歩いていける距離です。初めてくる街ということもあり、街並みを見るのも楽しいので僕は歩いていきました。

旧市街

まず目に入ってきたのが、こちらの福音教会です。見るからに古そうな雰囲気があり、高くそびえ立っているので非常に目立ちました。駅から旧市街への道は新しく整備されていて近代的でしたが、突如この教会が現れたことで旧市街が近いことを察します。

更に進むと聖母教会があり、展望台に登ることが出来ます。大人1人で8€でした。この聖母教会は、市内を見渡せるスポットとなっており写真を撮ったり景色を眺めたい方にオススメです。

エレベーターで途中まで行けるものの、スロープをひたすら歩いたり、急な階段を登ったりと足腰に結構来ます。体調が悪い方は無理をしないことと、ドレスデンは風が強いので、帽子など飛ばされないようにすることが大切です。

展望台は360度みることが出来るので、市内だけではなく市外の方も見ることが出来ます。遠くの山まで続く平野部に、赤い屋根がポツンポツンと建っている様子がとてもおしゃれでキレイでした。

さて、展望台から戻ってくると観光用の馬車が待機していました。これで旧市街を観光することができます!(もちろん有料)古い街並みの中を馬車で移動できるのは良いですね!そういえば、京都でも人力車の移動サービスをやっていましたね。

ただ、この馬車ですが短い距離とは言え国道を走り、ちょっとした渋滞をつくっていました…。ドイツの人は、観光業に寛容なのでしょうか??

それと、福音協会にはマルティン・ルターの銅像もありました。プロテスタントが誕生したきっかけになった宗教改革の中心人物ですね。彫刻家のアドルフ・フォン・ドンドルフが1885年に立てたこの銅像は、空襲から生き延びて再建されたとのことです。

この福音教会の周辺が摂氏1000度近くなるほどの爆撃があったことを考えると、ものすごい偶然だということに気が付きますね。

より川沿いに歩くと、レストラン街がありました。まさに旧市街という雰囲気で、とても情緒がありますね。観光客が多いですが、道が広いため窮屈感はありませんでした。ずっと見ていたい眺めです。

更に川沿いに向かうと、川に沿って道があることがわかりました。見える建物ひとつひとつが古い雰囲気を醸し出しており、ドレスデンの歴史をひしひしと感じました。

ここは君主の行列と言われる壁画を見れるポイントです。にしても、旧市街はやっぱり雰囲気があって美しいですね!車が少ないので、非常に歩きやすいです。

この君主の行列は、マイセン陶器が25000枚使われており、縦8m×横102mに及ぶ巨大壁画です。現地で見ると、想像以上の大きさに感動すると思います。

この壁画も幸運なことに空襲による破壊を逃れ、1906年に陶器に転写された当時のままのものを見ることが出来ます。絵は非常に緻密に書かれており、現物をみたら感動すること間違いなしです。

まとめ

ベルリンとは異なる雰囲気を持つドレスデン。チェコ国境から30kmの距離にあるため、このままチェコに足を伸ばすことも出来る非常に交通の便がいい街でもあります。

ドイツの歴史を感じたい!ベルリンの観光はひと通り済んだ!という方は、日帰りでドレスデンに足を伸ばしてみることをオススメします!