バックパッカーのケイタ(@kei1992ta)です。
海外ひとり旅に、どのようなイメージを持っていますか?実は、僕の周りでは「何だか怖そう…」「寂しくなりそう…」という意見が多かったです。
しかし、実際にチャレンジしてみた僕は「そんなことないよ!!」と言いたいです。僕の場合、新卒を捨ててのチャレンジでしたが、それでも後悔はしていないです。
この記事では、そんな海外ひとり旅の魅力を紹介したいと思います。
目次
海外ひとり旅の魅力
お金や、時間、新卒という肩書を引き換えに得たもの。それは、僕にとって非常に貴重な体験でした。
絶景との出会いがある
世界中には、美しい風景がたくさん。日本では見ることができない広大な砂漠や、遺跡。山岳地帯の息を呑むような絶景から、青く輝く美しいビーチまで。
「死ぬまでに見れてよかった」と思う景色がいくつもありました。
ジャイサルメールの砂漠
ヌワラエリヤの絶景
ウーティーの湖
すごく成長実感がつく
海外ひとり旅を終えた時、強い自信がついていました。何故かというと、海外ひとり旅は毎日が成功体験の積み重ねだからです。
現地ではバスチケットの買い方や、レストランの場所など、わからないことだらけ。両替所の場所や、宗教上のルール、危ないエリアなどもわかりません。
そんな状況で、人に聞いたりネットで調べて自分で行ってみる。たまに失敗することもあるけれど、大抵のことは何とかなるものです。
分からない事だらけの中、自分の力で、なんとかすることができた。この積み重ねが、とても大きな自信につながります。
僕のエピソードを話すと、インドは特に大変でした。乗る予定の鉄道が、なんと6時間以上の遅れ。
ホテルで仮眠を取っていたら、遅れが4時間に縮まっていて乗り過ごしてしまいました。予定が狂い、チケット代も無駄に。
最初は焦りましたが、「まあ、いまさら仕方ないか…」となんとか冷静になりました。代わりの列車を探すために、駅のチケットカウンターへ。
幸運にも別の列車があったので、再度チケットを購入して目的地へ。という出来事がありました。
このような失敗を切り抜けた成功体験を積み重ねると、どんな状況でもなんとかなるはずだという自信が付いていきます。
新しい出会いがたくさんある
ドミトリーやユースホステルには交流スペースがあり、他の宿泊客とコミュニケーションをとれます。
何年も旅をしている欧米人。会社を辞めて旅をしている日本人。就職前に旅をしている韓国人。バカンスできているフランス人。
色々な人が居て、面白い話を聞けます。もちろん、無理に参加する必要はなく、話すもよし、1人でいるのもよし。
僕は、内向的で自分から積極的に話せなかったことが、悔しかったです。それでも、会話をできたことは何度かあって、その時のことを思い出すとほっこり。
「人と話すのが好き!」「色々な友達をつくりたい!」という人は、ゲストハウスがおすすめです。特に、ひとりだと色々な人が話しかけてきてくれますよ。
自分の人生を生きている感覚
あらゆる選択を自分で行えることが、僕にとって最大の魅力でした。何時に起きるか?何を食べるか?いつ出発するか?どこに行くか?
そんな小さい決断から、大きい決断まで、すべて自分の責任で行うことになります。
出勤時間や、休みの日がすべて決まっている会社員に比べると、とても自由です。
その意味では、人に決めてもらうほうが好きなひとは、ひとり旅に向かないかもしれません。
飛行機のチケット購入や、宿の決定など自分でやらなければいけないことが、たくさんあるからです。
周りに合わせる適応力がつく
海外に行くと、想像以上に我慢をすることばかり。
- 鉄道が何時間も遅れる
- タクシーが場所を間違える
- 料理がでてこない(注文を忘れられてる)
- 言葉が通じない
こんな慣れない環境に最初は戸惑いました。しかし、時間が経つと、徐々に適応していきます。
私たちの当たり前は、あくまでもひとつの見方。「違う価値観を受け入れる力」は、違う環境にいることで強くなっていきました。
常識を疑う力がつく
海外ひとり旅は、「当たり前は存在しない」ことを知るチャンスになります。
- 電車は遅れて当たり前
- コーラがビニール袋で売られている
- クラクションを鳴らすことがマナー
いろいろな国が、ありました。常識というものは便利な点もありますが、選択肢を狭めてしまう副作用があります。
たとえば、大学卒業後はブランクを空けずに働き続けるべき…とか。僕からすれば、「ハァ?」って感じなんですが。
常識を思考停止で受け入れずに、一度疑うこと。その力をつけるには、常識の外に飛び出してみることが大事だと実感しました。
少し大変だったこと
ただ、すべてが上手くいったわけではありません。もちろん、少し大変なこともありました。
余裕が出た時の油断
ひとり旅に慣れて、若干余裕がでていた頃。ベトナムから中国の昆明という場所に向かった時のことです。
乗る予定だった鉄道が満員のため、深夜着の列車に乗ることに。東南アジアの感覚で「まあ、現地で探せばなんとかなるか…」と考えていました。
これが、結果としては失敗。中国の宿は、外国人を泊めるためには許可証が必要だったんです。
ヒルトンなどの高級ホテルは当然許可証を取っていますが、現地のひとをターゲットにした安宿はほとんど取っていないんです。
私は当時それを知らずに中国に飛び込んでしまいました。真っ暗な中、酒店(ホテルの意味)という看板を見つけては中に入り、断られる。
その繰り返しでした。行き場が見つからず公園で休んでいると、公安が駆けつけてきました。
不審者だと思われたようです。(実際、不審者ですが)幸い、パスポートを見せたらどこかに消えていきましたが危なかったです。
立ち止まったり座ったりしていると、怪しまれるのでしかたなく一晩中歩くことに(笑)。
次の日も、当然宿は見つからず、飛行機でマレーシアに逃げるように飛んでいきました。
十分な情報がないと苦労するよ、という教訓です。
ひとりだと、なんでも自分でやらなければいけないので情報をこぼすことがあるんですよね…。