僕はこれまで横浜・東京に住んでいましたが、ベルリンに来て生活のしやすさにびっくりしています。もちろん、本格的に何年も暮らすのであれば、仕事や気候、隣人関係なども大切。
しかし、ただ休暇として数ヶ月滞在するだけであれば、非常に心地よい街です。
目次
街に緑が溢れている
ベルリンに来て一番良いと思ったポイントは、街の中にたくさんの緑があること。飛行機に乗って到着したときも、窓の外に一面の森が見えました。
さすが几帳面なドイツのお国柄か、ひとつひとつの通りには規則的に高い木が植えられていて景観がとてもキレイに保たれています。
あるがままの自然というわけではなく、ある程度人間の手によって管理された木ですが、それでも街の中に緑が溢れているというのは住む上で大切だと感じました。
東京や横浜に住んでいてずっと気になっていたのが、緑の少なさなんですよね。ビルやコンクリートばかりで息苦しく感じていました。
人口密度がちょうどいい
ベルリンはドイツの首都でありながら、東京のような人口過密状態ではありません。
理由としては、人口が各都市(フランクフルト、ミュンヘン、ケルン、ハンブルクなど)に分散していることや、道が非常に広いという点にありそうです。
純粋な面積でいうとドイツよりも日本のほうが大きいですが、日本はほとんどが山などの暮らしにくい地域。一方、ドイツはほとんどが平原であり土地を目一杯使えるというのが大きいのです。
人が密集していないので、スーパーや鉄道などの都市の恩恵を受けつつ、ゆったりとした気持ちで街を歩くことが出来ます。
食料品の値段が安い
ドイツでは生活必需品の税率が低く、自炊をするのであればかなり安い食費ですますことができます。
例えばミネラルウォーターは1.5Lで30円くらいから手に入りますし、キャベツは1玉130円、玉ねぎは4つで130円、豚肉は500gで250円で買うことが出来ます。
ただし、これはスーパーの話。空港では同じミネラルウォーター500mlが300円、駅の売店でも200円以上するなど、スーパー以外で水やパンを買うと非常に高くつきます。
また、レストランも人件費が高いために東京以上に高く、1000円以下で食べるのは結構厳しいです。
市内の交通機関が乗り放題になるチケットプランがある
ベルリンの鉄道・トラム・バスはすべて共通の切符で利用することが出来ます。A/B/Cの3つのエリアで区切られており、どのエリア間を移動するかによって料金が変わる仕組みです。
日本とは違って、1ヶ月券を買うと対象のエリア内ですべての交通機関に乗り放題というところが面白い。日本では、出発駅と到着駅が決まっていて、なおかつ経路も固定されています。
ベルリンのメインエリアをカバーしているABエリアの1ヶ月券は81€なので、1万円くらいで乗り物に乗り放題。お金を気にせずに交通機関に乗れるというのは、非常に気持ちが楽になりますね。
人が穏やか
ドイツ人は非常に時間にシビアですが、一方で常に急いでいるような様子はありません。例えば、僕がバスに乗ろうとしてバス停で待っている時、20分以上バスが来ないにもかかわらず、みなさんイライラした様子もなくのんびりと待っていました。
スーツを着た人をほとんど見かけることもなく、インターナショナルで人口も密集しすぎていない。そんな特徴が重なって、のびのびとした空気を作り出しているのかもしれません。
とはいえ、まだ一部しか知れていない
直感として、非常に住みやすい街だなと感じているのでおそらくはそうなんだと思います。
ただ、Airbnbを利用した際に「くれぐれも他の隣人に、何かを訪ねたりはしないでくれ」とわざわざ注意をされたこともあり、ドイツでも周辺コミュニティの人間関係にはピリピリしている様子が伺えました。
引き続き、ドイツ滞在です!