東京に住んでいる方なら共感いただけるかと思いますが、朝の満員電車嫌ですよね…。まさにあそこは地獄であり、人権など存在しない場所です。
僕も1年前まで、片道1時間以上かけて東京まで通勤していました。しかし、ついに我慢しきれずに半年ほど前に会社の近くに引っ越すことにしました。
そして、満員電車に乗らないライフスタイルになったことで様々な点が変わりました。
目次
通勤スタイルについて
以前
- 片道1時間
- 平日の遅延率は90%以上
- JR
- 常に混雑、都内だとぎゅうぎゅう
今
- 片道20分
- 平日の遅延率は20%くらい
- 都営地下鉄
- ほとんど空いてる、人と触れないで乗れる
- リモートワークで週2出社くらい
変わったこと
ストレスが大幅に減った
満員電車で一番つらいのは、名前も知らない他人がパーソナルスペースを犯してくることですよね。それが美女なら良いですがそんな桃源郷はどこにもなく、現実はイライラしたサラリーマンに囲まれます。
特に朝は非常に殺気立っていて、誰がいつキレるかもわからない状況です。たとえ自分が当事者でなくても、誰かが怒っていたら心臓がバクバクするし、それだけでストレスになります。
朝は脳のゴールデンタイムとも言われており、一番生産性が高い時間です。その時間をストレスMAXなクソ満員電車で過ごさなければいけないのは本当にアホらしいと思います。
時間が増えた
これは家を会社の近くにしたからというのが大きいですが、通勤時間が1/3になったことで時間が増えました。往復2時間から40分になったので、1時間20分/日増えた計算になります。これだけの時間があれば、かなり本を読めます。
時間というのは何より貴重で、ビル・ゲイツでさえ全財産を使っても時間を買うことは出来ません。通勤電車はまさに無駄OF無駄、無駄の王様のような存在なので、なんとしてでも短くするべきだと思いました。
特に、リモートワークが可能になると通勤時間がゼロです。これは合理的ですし、睡眠時間を確保できるのでパフォーマンスも非常に高く保つことが出来ます。
満員電車を「異常」だと思うようになった
僕は人に比べると、環境に適応するのが苦手なタイプです。(我が強めですし)
しかし、そんな僕でさえ1年間の満員電車通勤に耐えることが出来ていました。自分で気が付かないうちに、満員電車に適応していたのです。
「お、今日は人と触れないまま帰れそう」と言ったように、自分の中のハードルが下がっていたのです。しかし、慣れていてもストレスを感じなくなるわけではないのが、悪質です。
いわゆる「思考停止」になっていたわけです。相当なことが無い限り、もう満員電車に乗る生活には戻れないし、リモートワークが出来ないような会社では働くことが出来ません。
多少のお金がかかったとしても、満員電車を避けるということはそれだけ価値があることだと思いました。
お金の節約 VS 時間浪費&高ストレス
会社が都心にある場合、会社の近くにするほど家賃が上がっていきます。
会社員だと交通費支給があることがほとんどですから、お金をなるべく貯めようとすると家賃が安い郊外に住むという選択肢になってしまいます。
しかし、そこで節約できたお金は、本来節約できたはずの時間とストレスよりも貴重なものでしょうか?
そもそも、時間はかけがえなく貴重なものです。そして、時間だけではなく、生産性や学習能力、幸福度を落とすストレスの軽減にもつながるのです。お金を大事にするか、時間とストレスを大事にするかという選択肢になりますが、ほとんどの人にとって後者が最適なのではないかと思います。
20代はお金が貯まりにくいです。だからこそ、なるべく家賃が安い郊外に住もうとしがちですが、僕は逆だと思います。20代は一番勉強して伸びなければいけない時期ですから、破産しない程度にお金を使って時間を確保することが肝要ではないでしょうか。
家を買ってしまったなどという事情がある場合もあるでしょう。その場合は、リモートワークが出来る会社に転職したり、会社に要望を言うなどするアクションをしなければいけません。
リモートワークが出来るような合理的な会社に人材が流れないと、いつまでも搾取を続ける会社が出来てしまいます。
ブラック企業が成り立つのは、ブラック企業を辞めずに働き続ける被搾取者が居るからなのです。なんでもかんでもリモートにできるわけではありませんが、交渉したり工夫をすることによってなんとかなるかも知れません。
なんにせよ、電車にはなるべく乗らないというライフスタイルは、方向性として決して間違っていないことを実感しました。