【コラム】世界一貧しい大統領ムヒカの感動スピーチ




世界一貧しい大統領と呼ばれる、ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領をご存知でしょうか?

裕福な生活に興味がなく、財産や収入の9割を寄付して一ヶ月$1,000(=10万円)で生活をしている大統領です。

大統領専用機も無いため、エコノミークラスで国際会議に出かけたり、メキシコやアルゼンチンなどの政府専用機に乗せてもらっているそうです。

そんなムヒカ大統領がブラジル・リオデジャネイロの国際会議で行ったスピーチを聞いて感動しました。

この記事では、こちらのスピーチに対する僕の意見を紹介したいと思います。

「今の発展を続けることが、本当に豊かなのでしょうか?」

いまでも、貧困に苦しんでいる人たちが世界には大勢いる。これはもちろん解決すべき問題であると思います。

一方で先進国ではそれと比べて十分豊かな生活を送れるにも関わらず、さらに発展を続けようとしています。

テクノロジーは生活を豊かにするけれども、それだけ多くのエネルギーを必要とする。そのエネルギーの源になるのは、主に貧しい地域からでる石炭や石油やレアメタルなどの資源だったりします。

世界中のすべての国が今のヨーロッパ程度の生活水準になったとき、本当に人間が住める環境は維持できるのでしょうか?経済発展をむやみに良しと考えるのは、あまりにも危険だと思いました。

日本においても、消費主義への取り憑かれようは酷いものを感じます。未だにバブル期の価値観から抜け出せておらず、たくさんのお金があって、毎日おいしいものを食べて良い所に住むことが幸せだと考えている。

消費することが、幸せだと無意識のうちに思っている。経済の発展は言い換えると、消費の発展。日本を含めた先進国がこのまま発展をしていくことで本当に幸せになるのかは、考え直すべきテーマではないでしょうか。

「本当に貧しい人とは、いくらあっても満足しない人の事だ」

ムヒカ大統領は、古代ローマの哲学者セネカの言葉を引用しました。

貧しい人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、いくらあっても満足しない人の事だ

引用:wikipedia / ルキウス・アンナエウス・セネカ

僕は、この時代に生きていてまさにこの通りだと思っています。

結局のところ、いくら良いものを手に入れたとしても人間の欲望は尽きない。自分にとっての必要最低限を考えもせず、人からよく思われたいという欲望に取り憑かれている人は不幸に見えます。

欲望が尽きない人は、死ぬまで満足することができないので幸せにはなれません。にも関わらず、消費することによって幸せになれるという幻想からまだ冷めない。

そんな状態から脱却するには「自分が人生で何を欲しているのか」を考えることが大切だと思います。

スティーブ・ジョブズが言う「自分の直感を信じて、シンプルに生きる」ということに似ています。ここでいう「シンプル」とは、余分な見栄などのために無駄な時間を使わないこと、とも言えると思います。

「問題の本質は環境問題ではなく、我々がどう生きるかではないでしょうか」

ムヒカ大統領は「持続的な経済発展を目指しましょう」というリオ会議の目的が、そもそも正しいのかを問い直しました。

これには大賛成。人類の発展=経済発展であるのかは僕も大いに疑問があります。

いらないものを手に入れるために、毎日長時間働いてローンを払い続けて、死んでいくことが本当に幸せなのかと。

自分が本当に必要なものはお金なのか?車なのか?名誉なのか?地位なのか?そんな問いかけを繰り返すことこそが、一人ひとりが幸せに生きていくためのキッカケになると思うのです。

 

 




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