【新型コロナ】なるべくストレスを溜めずに日常生活を送るためのコツ




新型コロナウイルスによるパンデミックで、気軽に外出をして遊ぶことが難しくなりました。それだけではなく、インフォでミックによって特定の商品が店頭から消えてしまったり、収入が大きく減少/消失してしまうなど、我々のこれまでの日常から大きな変化が起きています。

そういった状況下で大事な問題のひとつはストレスの管理です。ロックダウンが起きているフランスでは家庭内暴力の件数が増えたり、日本においてもドラッグストアなど小売で働いている現場の方に対する暴言などが増えているそうです。

特殊な状況下で大変ではありますが、どうすればストレスを軽減しながら日常の生活を送ることができるか、この数ヶ月で色々と試してわかったことをまとめようと思います。

目次

なるべくSNSを見ない

外出することが難しくなったいま、美術館やコンサートに行ったり集まってお酒を飲むことで行っていた気分転換の手段はインターネットに大きくシフトしました。

その必然として、SNSを使う時間が増えたという方も多伊野ではないでしょうか。実際、アメリカのTwitter社の発表によると、昨年同期比で1日あたりの平均利用者数が24%増加しています。

米ツイッター、利用者過去最高の伸び 新型コロナで投稿増―1~3月期

しかし、SNSはこのパンデミック下においてネガティブな効果が多いように思いました。人によってフォローしている人が違うのでツイートリスト(TL)も異なりますが、新型コロナウイルスによる不安や、政府による愚痴といったネガティブなツイートをよく目にしませんか?

ツイッターというのは誰でも情報を発信できるため、専門家でもない素人がよく調べもせずに一方的な思い込みで政府やメディアの批判をしていることが多いです。

そういったガセ情報や誇張した情報、切り取られた情報が蔓延しているにも関わらず、多くの人は情報リテラシーが高くないので、それを真実だと思ってリツイートしてしまうなど、ポピュリズムの限界とも思える状態になっています。

ただの愚痴ではなく、今どのように行動していけばいいかといったポジティブな情報もあればまだマシなんですが、拡散される情報のほとんどはただの愚痴であり、見た人にストレスを与えるようなツイートばかりになっています。

憎しみや憎悪の感情によるつながりは強いものなので、ポジティブな情報よりもネガティブな情報が拡散されることによって、ニセの情報であってもそれが本当であるかのごとく感じてしまうようになります。

今のSNSは愚痴や文句のオンパレードとなりやすく、また書かれている情報が素人の書いた適当な意見であることが多いので、誰でも発信できるというSNSの特性がネガティブに作用している面が多いのです。実際、ぼくはSNSを辞めてからストレスが明らかに減りました。

SNSを見ていた問題点として、日本では、専門家へのリスペクトが低すぎる気がします。(政府やメディア”御用達学者”ではなく)

それは博士課程を終了した優秀な学生に対する扱いからも明らかで、人の生命に関わるパンデミックという状況下であっても、なんの知識もない素人コメンテーターや本業ではない芸人が、公共電波でなにかを物知り顔で批判をしているのは明らかにおかしい状況ではないでしょうか。

もし日々のニュースやSNSを見て疲れを感じているということであれば、一旦SNSと日本のニュースを見ることはやめて、NHKや海外のニュースによって情報を得るようにしてみるのが良いと思います(NHKも偏向報道が多いですが、他と比べればまだマシに見えます)。

他人のことを気にしすぎない

島国国家であるという点もあって、日本人は他人のことを気にしすぎだと言われています。僕も海外のことは分かりませんが、気にしすぎる人が多いように思います。

ただ、それによってストレスを自分でわざわざ溜めている人も多いようです。例えば、買い物に複数人できている人にイライラするとか、そういったことでストレスを溜めている人も多そうです。

しかし、実際単一性が高い日本であっても、内実さまざまな事情が存在します。外見で元気そうに見えても、骨にひびが入っているかもしれませんし、大家族であれば一人で買い出しに行っても十分な食料を買えないかもしれません。

頭が悪い人は、そういった事情が存在するかもしれないという背景については想像すらせず、自分の尺度に当てはめてしか考えることができないので、「あいつは悪だ、自分はしっかりマナーを守っているのに」とストレスを溜めていきます。

それは、自分が正しいという思い込みからくるものですし、そもそも他人のことを気にしすぎて何も得をすることはありません。自分がわからないことに対してストレスを溜めてしまうくらいならば、そもそも最初から気にしない、あるいはきっとなにか事情があるのだろうと考えるのが良いのです。

自分がやるべきことに没頭する

他人を気にせずに、自分がやるべきことに集中するべきときであると、いつも自分に言い聞かせています。

ツイッターで政府を批判して世の中良くなると思いますか?他人にポジティブさを強要して世の中良くなると思いますか?

いま、自分が誰かのためにすべきことを見失いつつある状況の人が多いように感じます。その原因としては、パンデミックによってもたらされた状況が、これまでとは違う日常となっていることが一番大きいように思います。

パンデミックによって、これから格差はますます開いていくでしょう。つまり、多くの企業がテレワークにシフトしたことで、これまで通勤に使っていた時間が空きました。

その空いた時間で学習をするのか、ソシャゲをするのかによって、これまで存在していた能力差はますます開いていきます。通勤片道30分かかっていたとすると、年間240日と見積もって1年で240時間の可処分時間が発生します。

この時間をどのように使うかによって、また新たな格差が生まれていくでしょう。これまでは、意欲的な人もそうでない人も都市では電車の中に詰め込まれて無駄な時間を過ごしてきました。そのため、通勤時間においての差は発生しにくかったのです。

また、テレワークが進むと人の能力が可視化されてくるようになります。なぜなら、テレワークにおけるマネジメントとは、すなわち成果物のマネジメントであるため、誰がどのくらいの時間をかけて何をアウトプットしたかが明確になってくるからです。

これは良い兆候であると断言しますが、一方で能力も意欲も低い人にとっては恐怖となるでしょう。ハンコや働かないオジサンなどの既得権益が崩壊をはじめることで、これまで以上に実力が問われるようになってきます。

もちろん、ストレス発散として愚痴を言うということは一つの手段としてありでしょう。しかし、そのツイートが、そのツイートを見た人にどのような感情を抱かせるのか、自分にとってどのようなメリットがあるのか、世の中にどう影響するかは考えても良いのではないでしょうか。

まとめ

結局のところ、この新型コロナウイルスによるパンデミックの前と同じことが重要であると思います。つまり、

  • SNSの情報に踊らされない、きちんと裏を取る
  • 他人のことにいちいち腹を立てない、きっと事情があると考える
  • 自分のやるべきことに集中する

ということなんです。