みなさんは、ベトナムと聞いて何をイメージしますか?美しいアオザイ?つるつるの麺が入ったおいしいフォー?高いヤシの木が生えた南国?急激な経済成長?
そう、ベトナムは急激な経済成長をしつつも、古き良き伝統を残し自然豊かなところが魅力です。今回は、ホーチミンから車で1時間〜1時間30分。ベトナムの伝統を感じるメコンデルタに行ってきました。
目次
メコンデルタについて
アクセス
メコンデルタはベトナムの最南端にあり、ホーチミンから車・バスで1時間30分ほど。
急激に経済発展しているホーチミンとは対照的に、メコン川を中心とした大自然が広がります。
ローカルバスやタクシーチャーターでも行けますが、ホーチミンでツアーを組むのがオススメ。
現地のツアーはとても安い料金で、充実した経験をさせてくれます。僕もツアーに参加してきました。
名産品
メコンデルタエリアは、ココナッツやバナナ、米などの農作物が多く栽培されています。肥沃な土壌があり、広大な自然がひとつの魅力ですが、電力が慢性的に不足しているため工業はあまり盛んではありません。
メコン川の長さは、なんと4350km

メコン川は中国のチベット地方に源流があり、距離にすると4350km。
東京と大阪の距離が500kmなので、その8〜9倍もの距離にあたります。
中国、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナムと、とても長い旅路の終着点が、このメコンデルタ。
そう考えると、すごくロマンを感じますね。ちなみに、日本最長の信濃川は367kmです。
利用した旅行会社は「Sinh Tourist」
Sinh Touristは、ベトナムで最大手の旅行会社です。有名なだけあって、ホーチミンには全く同じ名前のインチキ旅行会社が多いので気をつけて下さいね。アクセス
地図と店内の写真を載せておくので、利用される場合はぜひ参考にして下さい。GoogleMapにもたくさん写真が載っているので、確認してから行ってみてください。

ツアー費用
※最新情報はThe Sinh Tourist(公式サイト)で確認できます。
※2018年3月現在:1円 = 213ベトナムドン
僕が参加したのは、メコンデルタのミト(Mito)地方でクルーズを行う、1日ツアー。
価格は149,000ベトナムドンなので、日本円で700円です。・・・・安すぎます。
ちなみに、往復のバスとボート代・昼ごはん代など全て含まれている値段です。
日本語対応のツアーだとこの2、3倍の料金が相場なので、お金を節約したいなら英語のツアーの参加がおすすめです。

実際に行ってみた
ツアーの集合はSinhTouristのオフィス
集合は、朝の8時にSinhTouristのオフィス。
遅刻してツアーに行けなくなったら嫌なので、時間通りに行ったけどやっぱり出発は30分遅れました。
僕は東南アジアの時間に対するゆるさが好きだったりしますが、几帳面な人は合わないかもしれないですね。
慣れてくると、空いた時間をどう過ごそうか、その都度考えるのが楽しいです。

オフィスの前に、メコンデルタのミト(Mito)地方行きのバスが到着しました。30分遅れての到着です。

バスのシートも清潔でした。エアコンがガンガン効いていたので、寒いのが苦手な方は羽織るものを持っていったほうがいいと思います。
メコン川クルーズの開始
バスでしばらく走ると、ボート乗り場に到着します。ちなみにバスから出る直前、スコールが降りました。雨季に外出をするときは、つねに折りたたみ傘を持ち歩いていたほうが良いです。
レインコートは、蒸れて暑いので東南アジアでは使わなかったですね。それと、僕は大丈夫だったのですが、蚊に刺されるかもしれません。虫除けスプレーなどは使っておきましょう。

ボートで、メコン川を移動します。河口に近いため、川幅が非常に広く海にいるかのような感覚になります。
雨季に行ったので、土や砂で川が茶色になっていました。彼方にある中国チベットの土が運ばれてきているのでしょうか。
ライスペーパー作りを見学

メコンデルタの名産品である米を利用した、ライスペーパーをつくる工場に行ってきました。
- 米をすりつぶして、布の上に広げる
- 水蒸気で蒸し上げる
- 乾燥させる
上の写真は、米をすりつぶした原料を広げて、蒸している所です。

こちらは、蒸したライスペーパーを乾かしている所。木で編んだ通気性がいいシートにおいてあるので、すぐに乾燥します。

実際に食べさせてもらいました。生春巻きなどに使われるライスペーパーですが、今回は野菜と麺、鶏肉を包んだ料理をいただきました。もっちもちしていて食感が良かったです。
昼食の時間

ついでに、ランチタイムです。地元の野菜や魚が振る舞われました。魚が塩焼きになって丸ごと出てきたので驚きました。飲み物は有料で、ビールや水、ジュースなど売っていました。
小さいボートに乗って移動

食事が終わったら、今度は小さいボートに乗っていきます。ジャングル探検をしている気分です。
最初は地元のおばちゃんが手で漕いでくれていたのですが、隠していたエンジンで「ブオォオオーーン!」と加速。
疲れると、エンジンを使うようです。近代化されてますね(笑)
フルーツやはちみつティーを食べる

移動すると、色々なフルーツがでてきました。日本では一般的でないドラゴンフルーツなどが出てきます。
バナナも小型で、皮がむきにくかったです。地元の人は、更に砂糖を乗せて食べるそうです…甘い!

はちみつで作ったお茶を、試飲することが出来ます。気に入った人は、大容量のセットを買える仕組み。
ツアー代金の安さは、途中の買い物を見込んでのものらしいですね。

おみやげも充実。木でできたグッズがたくさん並んでいました。

また、伝統音楽の演奏もしてくれます。

一通りのアクティビティを終えたら、ボートに乗ってバスを止めた所に戻ります。
時刻は、まもなく夕方になる所。たった700円で、とても素晴らしい体験をすることができました。
- ShnhTouristの偽物に気をつける
- 雨期はスコールに備えて、折り畳み傘を持っていく
- 蚊に刺されるとデング熱の危険があるので、虫除けスプレーを利用する
- 熱中症を防ぐために、水を持っていく(現地でも買えますが)
まとめ
経済発展が熱いベトナムですが、伝統的な文化もたくさん残っています。ホーチミンには日本からの直行便も出ており、アクセスも良し。カンボジアからも手軽にバスで来ることが出来ます。
ホーチミンに行かれる際は、メコンデルタにも足を伸ばしてみると、より充実した旅を楽しめると思います。
いい旅を!
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